諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

或るユーチュ-バ-の告白。

2022年08月24日 18時30分51秒 | 人生
最近のテレビは詰まらない。時間の無駄なのでニュースとかBSの再放送のドラマ以外見なくなりました。

代わりに見ているのはユーチュ-ブです。素人以下の方もいますけど、とんでもない才能の人もいます。並の芸能人なんか消し飛ぶくらいの。

今回はモトブロガ-と称するらしいですが、バイク専門のユーチュ-バ-の話をします。

彼を仮にSと呼びます。Sは現在、バイクを5台所有しています。しょっちゅうバイクを入れ替えています。以前にはハ-レ-やBMW、KTMなどの外国車にも乗ってました。

私は現在、ヤマハ・タウンメイトT90なるド古のバイクに25年以上乗っていますが、このバイクに乗り続ける理由は便利である事。そしてファミリーバイク特約で安く保険に入れるからです。

Sは1700が1台、650が1台、250が2台、125が1台、計5台のバイクを所有している。更にはクルマも持っているでしょうから、車両代のみならず保険代でとんでもない金額の維持費がかかっていると思います。だからユーチュ-バ-で稼いでいるのか。やり手の道楽者か。そう思っていました。

でも違っていた。母親の反対を絶縁してまで押し切り、障害のある女性と結婚した。その女性は背が小さく足が悪く、長く歩くことも出来ない女性。それでSは職を辞め東京から出て、その女性の住む中部地方に移り住みます。

そして子供が産まれた。ダウン症でした。段々と目が悪くなり、近年失明しました。

幸いな事にしっかりした次男も誕生しており、Sの力になってくれている様です。

でも、辛いですよね。自分の子供がダウン症で目が見えないなんて。妻も障害を持っている。その辛い現実を忘れたい。だからバイクに乗っているのだと思います。バイクに乗っている時だけが現実を忘れられるのでしょうから。

実は私もバイクに乗っていると鬱が薄らぎます。バイクの運転に集中するから、辛い苦しみから逃れられる。バイクが無かったらもっと鬱は深まったと思います。

さて、そのSの事ですが、数カ月前に人間ドッグに入り肝臓癌が発覚したそうです。

Sの父親も50代で病死しているみたいで、癌検診を毎年受けていたみたいですが、その検診には肝臓は含まれていなかった。だから気が付かなかった様です。

肝臓癌の範囲はかなり大きいようです。取れる部分は手術で取るのでしょうが、取れない部位にも癌が広がっている可能性がある。不透明な状況にあるようです。

不謹慎な話をさせていただければ、私が癌と診断され余命宣告されれば、チョットだけホッとする気持ちがあります。勿論、死ぬのは怖いし短い寿命での死は残念ではあります。

でも、辛い人生だった。大体、人生と言うものが分かった気がする。「この辺でよかたい」と西郷隆盛の心境で諦めの境地で死んで行けると思います。

しかしSの場合は障害のある妻と子供がいる。国の生活保護が受けられるから最低限の生活は出来るでしょうが、妻と子が心配で死んでも死にきれないと思います。成仏は出来ないでしょうね。

幸い次男は良くできた子のようで、次男が上手くやってくれそうだとは思いますが、Sとしては安心して死ねない。残された家族が心配。

安心して死ねないってのは辛いですね。Sが本当に気の毒です。

その点、私が死んでも悲しむ者はいない。生に未練はない。それは幸せな事なのかも知れない。人生とは人それぞれ。考えさせられます。

まっ、Sが死ぬと決まった訳ではありません。Sはまだ50代中頃。体力があるから手術にも耐えられると思う。人生、そんなに悪い事は続かないと思う。

そう願ってSの手術の成功を祈るしかないです。

Sにはまだやるやるべき事がある。それが生きるエネルギ-になると思います。大丈夫だと信じています。


ではでは。
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