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諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

瀬織津姫も鬼渡神も、あんころ餅が大嫌い!? 【川渡餅編】 その7

2014年09月20日 06時17分52秒 | 瀬織津姫
今度こそ、今度こそ終わるつもりですが続きます。

さて、何で陰陽五行の本に辿り着いたのか。切欠は黄泉の醜女と、イザナギ命が投げつけた葡萄・筍・桃にあります。

まず、黄泉の醜女とは何者なんでしょう。

判っている事は黄泉の国の住人である事だけです。でも、それだけでは正体は判りませんね。

考えてみたら黄泉の国に最初に行った者、最初に死んだ者はイザナミ命の筈です。イザナミ命が死ぬ前から醜女達は、黄泉の国にいたのでしょうか。

イザナミ命は黄泉の国の女王と言われています。黄泉の醜女達に君臨してます。醜女達がイザナミ命が来る前から黄泉の国いたとは考えにくい。もしかしたらイザナミ命が産んだのでは。もしくはイザナミ命の分身なのかも。

その件に関しては、記紀では何も書いていないので判りませんわね。

ただ、黄泉の醜女は黄泉の国の住人で、テリトリーは黄泉の国とこの世の境である黄泉比良坂まで。

そしてその場に出てくる神がもう一人います。イザナギ命とイザナミ命の仲を取り持った菊理姫です。実際は離婚の手伝いをしたんですけど・・・・・・・。

菊理姫はイザナミ命と共に白山信仰の女神。白山信仰については諸説ありますが、白山の「白」は「曰く」の白とも言われてます。

古来、山は黄泉の国とされていました。そして菊理姫はイザナギ命とイザナミ命双方の意見を聞いた。だから「聞く理の姫=菊理姫」。イザナギ命の耳元で何かを囁いた。黄泉の国で。つまり「黄泉の国=山」、「囁く=曰く=白」。だから白山信仰です。

黄泉比良坂を仏教と言うか、十王教・地蔵信仰で考えるとこの世とあの世の境界線は三途の川です。そして三途の川にいるのは奪衣婆と懸衣爺。

懸衣爺は男ですから外しますが、黄泉の国と現世との境界線にいる女神??は、イザナミ命、菊理姫、奪衣婆、そして黄泉の醜女となります。

菊理姫と奪衣婆のモデルは瀬織津姫とされていますが、黄泉の醜女も瀬織津姫なのでは。そして黄泉の醜女は境界線の神。境界線は川。つまり黄泉の醜女は水神なのではと考えたのです。

葡萄・筍・桃は植物なので「木」。植物をを育てるのは「土」と「水」。

ならば川にあんころ餅等を投げ込み、川の氾濫を防ぐ「川渡餅」も「陰陽五行」で解明できると思います。


続く。




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