ヤッちゃんパパ奮戦記

HFAの息子に啓発されて、化学を専攻した小父さんが畑違いの自閉症療育の世界へ。50の手習い、子育て奮戦記…

春と冬…季節の狭間を旅して

2007-04-06 09:00:29 | 書籍

 4月5日(木)
朝、東京は雲ひとつないない快晴。桜ももう峠を越し、後は散り行くばかり。上越新幹線の大清水トンネルを越えると…川端康成が「国境<くにざかい>の長いトンネルを越えると、そこは雪国であった。…」と語ったごとく、越後湯沢は雪が舞い、家々の軒には、うっすら積雪があった。ひょっとすると、典型的な冬型の気圧配置?そう言えば今朝は天気予報を見てなかったナと思い出したりした。

上越に戻ると、Conectcenterから頼んであった書籍3冊が届いていた。送料が高いのが一寸…とは思うが、さすがFedex、到着が速い。早速開封。

一冊目は
Creative Home Schooling - Aresource guide for smart families
軽度発達障害児に対する家庭での療育方法のHow-to本である。ざっと目を通すと、これはこれで面白い。レターサイズ400頁。これじゃいくら時間が有っても足りやしない。豊富にある移動時間の車中では、もっぱら教科書を読み明かす昨今である。今は共生科学 I だ。しかし買った以上は読まねば…!

二冊目
The Outreageous Outdoor Gams Book
幅広い分野から、133種の遊びを、豊富なイラストともに紹介してある。これはすごく面白い。RDIのいわゆるアドリブやその他の子どもたちの活動に使えそう。これはちょっとしたお宝本だ。昔懐かしい遊びも含まれていた。どちらかと言えば頭から読む本ではなく、字引的に必要に応じて参照する本といえる。これは掘り出し物と判定。

三冊目
Awaking Children's Mind
親と教師のための日常生活の介入方法に関する参考書。読むのは少し後回しにならざるを得ない。字も小さいし、内容が濃さそうという印象に今は留める。

さて、予定より早くRDIのAppendiix A、いわゆるチェックリストの下訳完了。誤字、脱字、言い回しのチェックを済ませ、必要な修正をした後、家人に最終チェックを依頼。完了後ゴッド先生に送付。10頁足らずの表であるが、この表を眺めるとレベルIIIまでの範囲で、RDIが何を狙っているのかが良く見える。一般論として言うならば、子どもたちに対してはレベルII位までが最も重要で、ここを掘り下げることに全力投球だと思える。レベルIIIは他人にたいする気遣いがメインテーマであって、「Nice to Have」であろう。レベルIV以降は、別本だし、暫くは触れないでおくべし。

更にもう一冊。別便で定期購読誌「そだちの科学」(こころの科学別冊)も、届いていた。杉山登志郎医師、佐々木正美先生、田中康雄先生など著名な方に混じって、H療育センターのT医師の名前が!? 結構もっともらしいお話を書かれていて、その内容は評価できるのだが、日頃とのギャップが…。「ますます臨床離れが進んだか」か等と勝手な印象を持ったりもする。

春と冬の狭間を覗いた様な一日であった。
コメント
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