FAR SKY (遠い空) 世の中の本質を自分なりに・・・

遠い空には何が見えるのだろう。若者には輝く未来が。関西弁おっさんにはオネーチャンの優しい笑顔。遠いあの空はどこに行った。

いこかもどろか(41) あとは船しかない

2016年01月28日 17時07分34秒 | 日記

3本目のビールをほとんど飲まずに店を出てしまった。本当にもったいない事をした。
酒のさかなにを適当に頼んだが出てきたのはイカフライだった。久しぶりの烏賊だったが、たいして旨くもない。きっと冷凍だろう。


今まで東港の埠頭まで間違えずに来れたためしが無かった。頭の中の地図を頼りに探していたのだが、観光地へ行く道にはちゃんと土産物屋さんが軒を連ねるという法則を忘れていた。
私は今回は標識をしっかりと確認して歩いたのだ。




「ぼら」ではなく、「何とか」という深海魚の卵の原料の偽ではない「カラスミ」が日干してあった。




泥だらけのトラックやバイクが埃を舞い上がらせている道の傍らでの乾燥作業である。こりゃ、きっと最高の味の珍味に仕上がることだろう。



フェリー乗り場は改修中だった。最近台湾は観光に力を入れているのか、台鉄といい屏東客運といいやたらと改修をしている。そしてエレベーターを設置している。天井のやたら高い中国風建物は階段がすごく急なので足を負傷している私としては本当にありがたい。それと有名な話だが、乗り物の優先座席を台湾の人は本当によく代わってくれる。まるで、年寄りが来るのを待っているようだ。中にはエレベーターの中にまで優先座席を設けているところもある。これがその「ボーアイツオ」であります。笑えます。



台鉄で私がドアから乗り込んだら、若者から「すっと」座席を譲られたことを一度だけだが経験した。コンナことは生まれて初めてだった。俺もひとさまから席を譲ってもらう年齢になったのかと、すこしばかり落ち込んだ。



フェリーふ頭は変わらなかったが、水草が海面一面に繁茂し、ちょっとばかりロマンティックな気分になる。え?どこに行くって? 東港からフェリーに乗れば琉球に決まってまんがな。



あの、ばあさま。相も変わらず、がめつうて元気なんやろうなあ。



つづく



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