帰りのバスを待つ間、グラサン運転手がなぜあんなに怒り出したのかを自分なりに分析しようとした。本当に台湾の運転手は男にしろ女にしろ、まあ女性運転手には今回初めて出会ったが、あんな高圧的な態度にでるのがイルノダロウカ?人間性なのだろうが、きわめて不思議な事である。
帰りのバスが到着した。乗ろうとすると時間待ちだ、もう少し待ってくれ。とグラサンより丁寧に俺に説明してくれる。なるほどここは終着地点だ。時間待ちもあろう。辺りで時間をつぶしていると運転手が俺を呼ぶ。おお、発車時間か。ずいぶんと親切な奴だ。とばかりバスに乗り込もうとすると、「まだ」と言う。おまえ日本人か?と尋ねてきた。そうだ。俺は日本人だ。と答えると、「わたしいわあ、いま、にほんごう べんきょしてますう。」と言い、日本語の教科書を見せてよこした。語学スクールに半年前から通いだしているとの事。
えらいなあ。大阪の市バスの運転手ではありえへんなあ。と感心した。きっと日本語をマスターしキャリアアップを目指しているのだろう。
その優秀運転手に乗せてもらって、私は東港のダウンタウンにやってきた。昼めしや!昼めしや!とばかり
へ入って、かるくビールを2本ほど飲んだ。
店の女の子と写真を撮って遊んでいると
先ほどのカップルが店に入ってきた。おやおや、これは奇遇ですな。
写真を差し上げたいがメアドを聞くのも失礼だ。そう「FAR SKY 世の中」でググれば私のブログが」出てくるから、そこにアップしておくから、それでいい?と言うと2人はにっこり笑う。彼女が何気なく私に「実は結婚しているのです」と言う。ビールを2本飲んでいる私にとってどうでもいい話であった。
本当は一緒にビールを飲みたかったが、彼らは車で移動中とのこと。仕方がない。私は店を出て彼女たちの邪魔をしないことにした。
彼女に教えてもらった飲食店での勘定言葉。「买单多少銭?」を店のおばはんに投げつけて私はこの店を出た。
しかし、彼女どこかで見たような記憶があるぞ。どこやったかのう?
あの免税店か?
あのテレビ番組かな?
つづく
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