Nゲージ B6 2120形 組み立てのポイント(3)

2013-05-27 | Nゲージ B6 2120形
Nゲージ B6 2120形の組み立てのポイント、床板から上まわりです。

それほど特筆するような点はありませんので、以下基本的なテクニックのおさらいを含めてポイントを列記してみました。



◇ダミーフレームの折り曲げ
動力フレームと本来のフレーム(ダミーフレーム)は別体になっています。ダミーフレームはコの字形に折り曲げますが、長さがありますのでエッチングプライヤーだと折り曲げづらいかもしれません。ダミーですから見た目程度にコの字になっていれば良いので、プライヤーで曲げてみて直角になっていない部分が残ったら、後は手で修正してあげればOKです。
でも正確に一発で決めたい!ということであれば、角材とバイスを使って折り曲げてみてください。下の写真ではタミヤの5mmプラ角材をふたつ貼り合わせたものを使っています。


◇床板の位置決め
床板は左右両端にもう一枚の板を貼り合わせます(下の写真の手前側の板)。この位置決めには上で折り曲げたダミーフレームを使います。ダミーフレームを床板にネジで仮止めして、それに突き当てるように二枚目の床板をハンダ付け(または接着)します。ダミーフレームは床板から分解できるようにする必要がありますので、誤ってダミーフレームを床板に固着しないように注意してください。


◇キャブ・タンクの折り曲げ
キャブ・タンクは、一枚ののエッチング板を折り溝に沿って折り曲げて構成します。溝に沿って曲げるだけですので特別なことはありませんが、エッチング板の余白に写真のようなお試し板を添付しましたので、必要であれば本番前に試してみてください(サイドタンクの前部のみです)。
なお今回の製品では、サイドタンク前端の手すりを省略しています。ポンチマークと手すり自体はエッチング板にセットしてありますので、お好みで追加してください。追加する場合は折り曲げ前に穴をあけておきます。


◇ドーム裾の仕上げ
きれいに仕上げるには、写真のように丸棒にペーパーを巻き、左右に動かしてヤスリます。ボイラー径は約9mmですので、写真の例では直径8mmの丸棒に400番のペーパーを巻いて仕上げてみました。やや細めの丸棒を使った方がフィット感が高まると思いますが、厳密に径を合わせるには、ヤスリの内側に紙などを巻いて太さを調整する手もあります。


ところでこの2120形では、前寄りの砂箱がボイラーバンド上に乗っています。ボイラーバンド上に小さなドームを置くのは避けて欲しかったところですが・・・、上の写真のようにペーパーの端で裾をヤスッて下図のように削ると、ボイラーにぴったりフィットするようになります。ヤスる位置を把握しやすいように、ドームには溝が彫ってあります。


もっとも実物のドームや煙突も傾いていることがありますね。下の写真の2120形のドームも(ボイラーバンドの影響で?)傾いて隙間が空いているように見えます。これを再現するのも良いかもしれません・・・(冗談です)。


ドームのうち、スチームドームと安全弁にはボスを付けることができます。これはドーム側ではなくボイラー側に付けると、ドームを垂直に接着しやすくなります。φ1.0mmの真鍮線を別途ご用意ください。



次回に続きます。




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