NHKの災難。

記者逮捕　苦情５００件、「内憂」ＮＨＫ改革　会長謝罪、自ら処分 (産経新聞) - goo ニュース

ＮＨＫの橋本元一会長ら役員三人は六日午後、放火未遂容疑で大津放送局記者の笠松裕史容疑者（２４）が逮捕されたことを受けて記者会見し、「おわびを見える形で表したい」として橋本会長が３０％三カ月、永井多恵子副会長ら役員三人が１０％三カ月とする役員報酬の自主返上を明らかにした。逮捕された記者を含めた関係者の処分は捜査の経過を見ながら決定する。ＮＨＫにはこの日も電話などで苦情が相次ぎ、鈍化しつつあった受信料不払いの増加が再び勢いづく可能性をうかがわせた。

泣きっ面にハチ、という話。

NHKの体質がどうとかこうとか言われているさなかに困った事件が起きたもんです。

記者がスクープ目当てに放火するなんて、まあコメントするのもめんどくさいくらいに言語道断の話なんですけど、じゃあそれが組織全体の体質なのかと問われれば、なんとも答えようがない。

歩合制でスクープの数に応じて給料が払われるシステムでした、とか言うならわかりやすいですが、「手柄を立てたい。」なんてことは、働いている人間なら誰しも思うこと。
そこで非合法な手段に手を出すか出さないかは、各自のモラルにゆだねられているわけで、即「NHKの腐敗した体質が！」なんてことを言い出すのは軽率。

事件発覚後即座に会長が出てきて会見、自らの役員報酬を減額するという対応は、これまでなら考えられなかったようにも思えますから、ここのところのNHK包囲網は結構答えている御様子。
この調子で体質改善、なんて具合には行きませんかね。