正直者がバカを見る。

劣化ウラン発見・届け出、業者に文科省が２３万円請求 : 科学 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

スクラップ材に放射性物質の劣化ウランが混入しているのを見つけて届け出た業者に対し、文部科学省が核燃料物質使用許可の申請料として約２３万円を請求していることが、９日分かった。
　業者は申請を見合わせており、ウランは法規制の網から漏れている状態。５年前に判明した原子炉等規制法の不備を同省が放置していたためで、専門家は「正直な発見者が損をする法律では、不法投棄や悪用につながりかねない」と、危機感を募らせている。

そりゃねえよ、という話。

まーなんつーか、役人が「これは善意だからOK、こっちはダメ」なんてことを勝手に始めたら収拾がつかなくなるのは見えているので、法律を厳密に適応していくしかない、というのは当然のこと。

でもね、何かのきっかけでこうやって記事になっちゃうのは避けられないわけで、それを見た人間が「役人はバカだなあ。」と思っちゃうのもこれまた自然な流れ。

もうちとこう、これは問題あるなあという事柄に関しては、積極的にアピールして「この問題解決したいんですけどどうにかなりませんか？」って誰かに知恵を借りるくらいのことはできないもんですかね。