やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

未来

2022-10-20 17:05:06 | ポエム
風のやわらかな秋の午後
あたたかな陽射しに背を向けて

公園へと続く坂道を 振り返ると
キミが微笑んで 手をくれた

花のような微笑みに 僕が照れて告げると
「いつかは散る定めだから」と
僕の横をすり抜けて キミは無邪気にまた笑った

未来を信じて 
シャボン玉のように消えていく夢たち
僕等ふたり 彼方 彼方 はるかな場所へと
思いをはせた

丘の上の公園から見下ろす
僕等の住む町は
広いのか狭いのかまだわからない
またいつか帰るだろう

未来を信じて
シャボン玉のように消えていく夢たち
僕等ふたり 彼方 彼方 はるかな場所へと
思いを胸に

それぞれの家に帰る前に
僕等は手を振って
またきっとふたり 逢えるはずだと
またいつか逢えるだろう

またいつか きっと…


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