梅雨時の物悲しさは
思春期のころを思い出させる
遠い未来 きっと誰かと
出会えると信じていた
うっそうと茂った草むらの後ろにしゃがんで
こっそりと知らないカップルが立ち去るのを待った
レイニー
あのころとなにも変わらない
友だちも大人びてきて
恋人もいないまま ひとり
青春なんてないまま
レイニー
あのころのあの場所へ行った
ひとりきり散歩した公園
恋人という響きに憧れ
青春なんてないまま
誰も知らないわたしを
部屋で横になって
聖域から武装して 街を歩く
涙さえ わたしから離れてく
ひとりでいたいの
ひとりでいたいの…