やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

something

2022-06-17 16:33:55 | ポエム
通りすがりの子どもたちが 忘れていく
6月の晴れた午後 昼下がりの窓の向こう

覚えていることが不毛なら 忘れて愛されて生きていく
挨拶を交わす笑顔に 本当の気持ちが溢れているなら

幸せになるために 何かをつかみかけている
過去じゃなく未来じゃなく いまを生きていく

忘れていいのよ わたしのこと 
あのころの行為がすべて
やさしすぎたあなたと それに応えたわたし
もう一度 思い出すなら 美しい記憶だけでいい

あなたの仕打ちが 生きているのがつらかったせいなら
本当のあなたを 誰よりも信じてるから

もう一度 思い出すなら やさしい記憶だけでいい

美しい記憶だけでいい…



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