やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

瞳の色

2024-07-12 01:06:15 | ポエム
あれは僕が高校のとき
学校帰りの電車の人身事故

仕方なくバスを待ち
乗り込んだ車内にあの女性(ひと)が座ってた

当時噂だった町一番の美人
はじめて見たけどその女性(ひと)だとわかった

あのころは受験で暗い瞳(め)をして
先々別れ別れになる友だちを思ってた
あのときのあの女性(ひと)の忘れられた影
僕等も乗り越えていくだろう いくつもの嵐を
瞳の色

通り過ぎてく子どもたちが追い抜く
目をやりながら遠い日を思う
若い日はいつまでもこころ鮮やかに
過ぎ去った嵐の影はいつも僕等の道しるべ

あのころは将来を 暗い瞳(め)をして
先々出会うはずの困難を思ってた
あのときのあの女性(ひと)の忘れられた影
僕等も乗り越えていくだろう いくつもの嵐を
瞳の色


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