あれは僕が高校のとき
学校帰りの電車の人身事故
仕方なくバスを待ち
乗り込んだ車内にあの女性(ひと)が座ってた
当時噂だった町一番の美人
はじめて見たけどその女性(ひと)だとわかった
あのころは受験で暗い瞳(め)をして
先々別れ別れになる友だちを思ってた
あのときのあの女性(ひと)の忘れられた影
僕等も乗り越えていくだろう いくつもの嵐を
瞳の色
通り過ぎてく子どもたちが追い抜く
目をやりながら遠い日を思う
若い日はいつまでもこころ鮮やかに
過ぎ去った嵐の影はいつも僕等の道しるべ
あのころは将来を 暗い瞳(め)をして
先々出会うはずの困難を思ってた
あのときのあの女性(ひと)の忘れられた影
僕等も乗り越えていくだろう いくつもの嵐を
瞳の色