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やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

星空のユートピア

2025-07-29 16:51:02 | ポエム
夏休みの避暑地
星の綺麗な場所へ

こころが洗われるような
夜空の星々の輝き

宿泊先から真夜中の散歩
満天の星空を見上げながら歩く

避暑地の自然を満喫しながら
都会から離れて
ありのままの自分に
こころのままの自分に
自由って
悟りって
星空のユートピア

夜風が心地いい
隣で歩くキミは
「いい夜ね」って
若いことを言った

これからのこと
年を取って行くのを知っている
年若いキミは
綺麗に年を重ねていくだろう

避暑地の自然を満喫しながら
都会から遥か離れて
あるがままの自分に
思うがままの自分に
自由って
悟りって
星空のユートピア


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狂人1号

2025-07-28 11:07:10 | ポエム
週末訪れた彼は
わたしの淹れたコーヒーに
気をよくして
「ありがとう」と言った

自分でコーヒーを淹れられないくせに
一人前以上の口ぶりで
お礼を言うの

なにもできない王様みたいね
偉そうに

人が当たり前にしてる仕事も
彼は愚痴や悩みでいっぱいで
わたしにこぼしてくる

偉大な悩みでも抱えているように

慣れてるの
卑小さを演じて
謙虚でいる彼に
「ありがとう」の一言が
傲慢なんだか尊大なんだか謙虚なんだか
微妙なところも気の毒ね
可哀相な
狂人1号

情がうつってるだけじゃなくて
彼は気持ちだけは大きい人
大らかなこころに
いつも帰るけど
一言言うと混乱して
爆発するから
「僕は繊細だから」って
デリケートさんね
なにも言わないわ

慣れてるの
努力が実って
出世した彼に
「頼むね」って言われることが
多くなって
彼にできないことを
至れり尽せりでやってる
気の毒ね
可哀相な
狂人1号


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エクスカリバー

2025-07-26 18:12:06 | ポエム
どうも利己的な考えが流行ってやがる
どいつもこいつも
自分のことばかり考えやがって

間違った考えのヤツが持つと
きっと手が震えて
その重さに耐えられなくなる

家宝の剣は
それを持つにふさわしいものを選び
誰もかれもが持ちたがるけど

僕が握ったエクスカリバーは
僕の身体(からだ)全体に力をみなぎらせ
僕が握ったエクスカリバーは
利己的な者を憎み
立ちはだかる敵を
片っ端から切って行く

ヒーローなんていやしない
立ち上がった僕はいま
前進しながら
前方を見ながら
誰もいない
なにもない
干からびた海は
夢に見た
マーメイドも姿を消した後

僕が握ったエクスカリバーは
利己的な者をさげすみ
立ちはだかる敵を
片っ端からやっつける

切って切って切りまくって
エクスカリバーは血を吸わない
血を好まない僕は
殺戮を愛する者を嫌う


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恋人候補

2025-07-24 18:42:16 | ポエム
すれ違う街の人波
通り過ぎる人の中に

見覚えある若い青年
近所に住むあなた

思わず話しかけて
立ち話
こんなはじまり

この出会いを逃したら
途方に暮れて
迷路の中
この出会いを信じられたら
長い夜も
終わりそう
恋人候補

真夜中ほおづえをつく
窓辺に
わたしの顔が映ってる
夜がキライ

この出会いを逃したら
途方に暮れる
あなたもかも
この出会いを信じられたら
長すぎる夜も
終われるわ
恋人候補


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So Real

2025-07-20 18:57:02 | ポエム
梅雨明け
ひとりで迎えた朝はシュール

いつも会えずにいた
いつも気づいてた

あなただけが
わたしを想う男性(ひと)
それでもわたしは
あなたから
離れてく

生まれた土地から
遠く離れて
帰る場所もない
あなたをいま
誇りに思う

たったひとりで築いた
自分だけの人生
夕べの窓に映された
あなたの哀愁
痛いほど
今度はわたしが
ひとりで築く人生
最後の別れに
窓からあなたを
見送った
泣かないで
So Real

夜明け
ひとりで起きた朝はシュール

いつも言わずにいた
いつも言えずにいた

あなただけは
すべてを知ってるはず
それでもわたしから
さよならは
言わないわ

20年少ししか
生きてないくせに
帰れる場所もない
あなたをいま
誇りに思う

誰も頼りにしないで
自分だけの人生
夕べの闇に消えた影
あなたの悲しみ
つらいけど
今度はわたしが
ひとりで築く人生
最後の別れに
背を向けた
泣かないで
So Real

夢の彼方
いつの日か逢えるような
思い出を切り札に
できない
きっと最後まで
永遠…


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