中野ブロードウェイ物語 長谷川晶一著 亜紀書房
オタクの聖地、中野ブロードウェイも57年(本書執筆時は55年)の歴史が刻まれています。私も30代、40代の頃頻繁にブロードウェイに通いました。「まんだらけ」やテレホンカードの「トレジャー」の店舗をよく覗いたものです。そんな、ブロードウェイについてはエスカレーターが2階を通過して3階に着いたり、「まんだらけ」の店舗があちこちにあったり怪しげな占い関係の店があったり不思議な空間のイメージがありその中で唯一まともに感じたのが3階の「明屋書店」でした。ブロードウェイの怪しげな店を徘徊した後に「明屋書店」に寄って現実の世界に戻ったものです。
ブロードウェイに沢田研二や青島幸男が住んでいたこと、地下1階から4階がテナントフロア、5階から10階がマンションフロアで屋上のマンションフロアにはプール・庭園・遊歩道などの施設があることなど今回初めて知りました。ただ築57年経ち今後大規模修繕や建替が問題になった時に権利関係等が複雑で難題にぶち当たりそうです。
本書は中野ブロードウェイに魅せられ、自らマンションフロアを購入し今も居住している長谷川氏が、中野ブロードウェイの過去・現在・未来について関係者などの話を基に書かれた貴重な書籍です。
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