(前回までのあらすじ・・・・結局100ドル札一枚となってしまいサンフランシスコに舞い戻ったのだった)
帰りのバス車中・・・
バスの運転手『スーツで決め込んで、どこいってきたんだい?』
自分『ラスベガスの帰りやねん』
(日本とは違い運転手も客と話しながらフレンドリーな雰囲気で運転している)
バスの運転手『ん?はは~ん!その顔は負けたね?!』
自分『やっぱわかる?』
服装はスーツで決め込んでカッコつけていたが財布の中身
は見れたもんじゃなかった。
そうこうしている内になんとか借りていたアパートメントに、
たどり着き今までの溜まりきった服を洗濯しにコインランドリー
へと向かった。
そこで第一関門!使い方が判らない。
『エクスキューズミー』
そこにいる人に聞いてみる。
なんとなくわかって洗濯開始!
一言に洗濯(せんたく)といっても、わからんボタンがあり選択
(せんたく)に迷う!
ようやく洗濯開始~・・・・とおもいきや、コインが足りない。
札はある。
どこを見渡しても両替機などどこにもない。
またまた近くにいる人に両替をしてもらい、やっとこさ洗濯開
始!
しばらくの間ぼ~としているうちに洗濯も終わり、今度は
乾燥機!サンフランシスコでは外に洗濯物を干せない為、
(美観の問題)
裏庭か、もしくは部屋干しとなるため、お金はないけど
乾燥機にかけるしかなかった。
と、ここでも使い方がわからない!
また今度は違う女の子に使い方を教えてもらった。
お金がないのを察したのか小銭を恵んでくれた。
さらに洗濯物と一緒に、このペーパーを乾燥機に入れると
洗濯物がいい香りになるのよと
いかにも女の子らしい乾燥機用良い香りのペーパーまで
恵んでくれた。
落ちぶれてすまん!
心の中でそうささやくと同時に異国の地で人の温かさと
ほのかな良い香りのペーパーのやさしい香りに心も満たされ
た気分だった。
次回に続く・・・・・・
We to man VOL18 10月号掲載分より
棚橋
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