(前回までのあらすじ・・・ラスベガスからサンフランシスコに戻りわずかなマネーで切り盛り
しながらの生活を続けていたのだったがまたしても迷子の血が騒ぎ出したのだった・・・)
サンフランシスコにはその当時知人が住んでいて時間が空いている時は共に行動できたがそれでも一人の時間が基本ほとんどなので、何らかの時間つぶしというか一人行動が
必要だった。
その日はヘイトアシュベリーという地区に夜、一人で出掛けた
僕は英語がほとんど話せない。
流暢に話せるのは日本語と関西弁の二ヶ国語のみだ!
(どこが二カ国やねん)
そして決してマゾではないが、自分が苦手とする事に
自らを追いこめたくなる。
夜一人、誰も知らない異国の地、前回【スペイン旅行記】
同様迷子になったのだ!
というか迷子に自分を追い込んでみたのだった。
いわゆる迷子マニアだ(どんなマニアだ)
自分が怖いなっと思う事から逃げたくないのです。
だからあえて怖いほうに飛び込んでいくのです。
サンフランシスコは比較的安全な町です。
でも周りは怖そうな黒人やヒッピーみたいな人達ばかり・・・
外人から声を掛けられる!
『タバコモッテルアルカ?』
持っていた日本製のタバコをあげると大喜びしていた。
その当時は僕もタバコを吸っていたが、今は禁煙をして
2年以上たっている。
いわゆる健康優良児だ(どこが子供やねん)
迷子だと周りに悟られると弱みに付け込まれるので
いかにもこの辺をよく知っている、通ぶった顔をして
歩いていた(どんな顔や)
さらに今巷で流行の迷子マニアだと気づかれると厄介なので
早足で歩いた(どこが流行ってるねん)
通ぶった顔+迷子マニア隠し早足にも関らず背後から
声を掛けてきた。
恐る恐る振り向くと怖そうな黒人さんだ
どうする?
やばーい!!
次回に続く・・・・
We To Man Vol,19 11月号掲載分より
棚橋