サンフランシスコさすらいの一人旅日記(完結編)

2011-04-12 17:25:24 | 旅行記

僕・・・・・『もうテンダーロインに着いた?どの辺?』

友人・・・『いやぁ~あれっ?おかしいなぁ~?』

しまいに道に迷ってテンダーロインには行けないと言い出した。

ははぁあ~ん!わざと行かないようにしてるな

あぁ~あ~残念無念・・・と思っていたらなんだか怪しい雰囲気をかもし出している

ストリートに出てきた!

街角には、たちんぼの危なそうなgirlがいる。

匂いまでもが危ない香りだ!

そう!ここがテンダーロイン地区だった

うぎゃぁああああ~いきなりなので心の準備てものが出来ていない!

友人も行く気がないのにグルグル廻って車を走らせている内にうっかり

きてしまったようだ!そんな表情だった!

もう夜だ!結局一目散にその場を離れた。

結局ただの通りすがりに終った。

Photo ←(UPしたらスペインの写真でした

Photo_2 ←(同じくサンフランシスコではなくスペインでの

写真)

さてサンフランシスコの旅は普段観光で行くような場所だけでなく市民が普段生活している

地域で一緒になって遊んだり食べたりして短い期間ではあったが楽しく過ごせたので

すごくよかったです

そしてとうとう日本に帰る日がついにきた!

キタ━━━━(´Д`;)━━━━ッ!!

その頃には少しではあるが(短い文くらいは・・・)通じる事だと確信していた。

現地の友人と知り合いになった中国の青年に車でエアポートまで送ってもらい

悠々とエアプレーンに乗り込みサンフランシスコをあとにした。

エアプレーンが離陸する。ランチメニューを聞きにフライトアテンダントが

声を掛けて廻る。

もう大丈夫だ!

行きの時とは訳が違う!

確実通じるはずだ!

小声で練習!!

『てぃきんぷりーずぅ!てぃきんぷりーずぅ』

ん~パーフェクトな発音だ!

いける!

これはいけるど!

日本に帰って逆に日本語が通じるか心配になってきた。

窓に映ったマイフェイス(自分の顔)がアメリカ人にも見えてきた。

すごいっ

顔までもが短期間でアメリカナイズされるとは

よくみると隣に座っていたアメリカ人の顔だった

そうこうしてる内にもう僕の順番にきていた。

フライトアテンダント・・・『チキンオアビーフ?』

僕・・・・『ティキンプリーズゥ』(自信満々)

フライトアテンダント・・・『what????????』(何?)

         完

棚橋

We To Man  Vol,24  4月号掲載分より

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サンフランシスコさすらいの一人旅日記 その11

2011-03-17 18:14:50 | 旅行記

無事帰宅できたのは良いが、もう既にミッドナイトだった。

アパートメントには共同のシャワー室しかない為、その日は

そのまま寝ることにした。

次の日、ミュニ(路面電車)に乗ってまた冒険の始まりだ~!

(ただの街の散策である)

ミュニは降りる際、出口扉近くのロープが張ってあるタイプ

の電車の場合は、そのロープを引っ張ってドアをオープン

するのだが、開かない場合がある。

その場合は叫ぶかドアを蹴るかである!

そう教えられたのである。

降りる停留所にきた。なんと開かない!今まさになってほしくない状況に陥った!ヤバイ!どうする!?

叫ぶのはなんとなく恥ずかしい!

残るは蹴るしかない!これは得意だ!

ドアを蹴ってみた!

開いたうきっ~

よかった!一喜一憂である。旅は一つ一つがドキドキの

連続である。

ピカピカの一年生の気分である。

Photo

もうお金がないのでショッピングしようにも出来ない。

ひたすらブラブラするのみである。

ゴールデンゲートパークでは音楽を鳴らした若者が

声を掛けてくる!

『チェケラ~』 (check it out!)

ためしてみなよ~♪みたいなノリである!

日本人はあまり見ず知らずの人に声を掛けたりしない!

アメリカはフレンドリーな国だ!

さてサンフランシスコといえばゴールデンゲートブリッジや

フィッシャーマンズワーフ、ゴールデンゲートパーク、

そしてアルカトラズ島などが観光スポットとして

有名であるが、アルカトラズ島だけが行けていない。

あのアルカポネが収容されていたといわれる刑務所だ!

その他は立ち入ってはいけないといわれている

テンダーロイン地区も行ってみた。

薬物などの犯罪が多い地区で危険とされている場所だ。

しかしサンフランシスコに行くと決めてからテンダーロイン

には行ってみようと思っていた。

さすがに歩いては無理だ。一人でも無理だ。

そう現地に滞在している者と一緒に行こうと密かに決めていた。早速、車で二人テンダーロインに向かった。

もう日は暮れている。

現地の友人の様子もなにやらおかしい。

最初はよっしゃ~いったるど~と意気込んでいたのに

なにか暗い感じで嫌がってるようにも見受けられる。

どうしたんだ!?

次回に続く・・・

we to man VOL,23  3月号掲載分より

棚橋

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サンフランシスコさすらいの一人旅日記 その10

2010-12-20 16:05:18 | 旅行記

(前回までのあらすじ・・・一人で夜フラフラと出掛けたのはいいが、見知らぬいかつい
外人さんが背後から迫りくるのだった)
外人『ヘ~イ!チャイルド!』
僕『・・・・・・・・・・』無視
外人『ヘ~イ!チャイルド』ひつこい目
僕『・・・・・・・・・・』それでも無視
外人『へぇ~いちゃいるどぉおお!!!』かなりひつこい目
僕『・・・・・・・・・・』ひたすら無視・・・・って誰が子供やねん!!
迫りくる外人は諦めて帰っていった。
しかし何回も何回も大の大人捕まえて子供子供と連発しやがって
たしかに僕の後姿は、かわいい子供に見えるかもしれない。
そして見方によっては前から見ても可愛くみえるかもしれない(自分でいうところが憎らしい)
更に角度によってはジャニーズ系だ!(どこがやねん
P1000046
P1000043
そこから夜道、バスに乗るにも方向がわからないので、すれ違う人々に道を
尋ねながらアパートメントまで心臓バクバクしながらトボトボと帰っていくのだった。
次回に続く・・・・WE TO MAN VOL20 12月号掲載分より
棚橋
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サンフランシスコさすらいの一人旅日記 その9

2010-11-14 14:27:09 | 旅行記

(前回までのあらすじ・・・ラスベガスからサンフランシスコに戻りわずかなマネーで切り盛り

しながらの生活を続けていたのだったがまたしても迷子の血が騒ぎ出したのだった・・・)

P1000008_2

サンフランシスコにはその当時知人が住んでいて時間が空いている時は共に行動できたがそれでも一人の時間が基本ほとんどなので、何らかの時間つぶしというか一人行動が

必要だった。

その日はヘイトアシュベリーという地区に夜、一人で出掛けた

僕は英語がほとんど話せない。

流暢に話せるのは日本語と関西弁の二ヶ国語のみだ!

(どこが二カ国やねん

そして決してマゾではないが、自分が苦手とする事に

自らを追いこめたくなる。

夜一人、誰も知らない異国の地、前回【スペイン旅行記】

同様迷子になったのだ!

というか迷子に自分を追い込んでみたのだった。

いわゆる迷子マニアだ(どんなマニアだ

自分が怖いなっと思う事から逃げたくないのです。

だからあえて怖いほうに飛び込んでいくのです。

サンフランシスコは比較的安全な町です。

でも周りは怖そうな黒人やヒッピーみたいな人達ばかり・・・

外人から声を掛けられる!

『タバコモッテルアルカ?』

持っていた日本製のタバコをあげると大喜びしていた。

その当時は僕もタバコを吸っていたが、今は禁煙をして

2年以上たっている。

いわゆる健康優良児だ(どこが子供やねん

迷子だと周りに悟られると弱みに付け込まれるので

いかにもこの辺をよく知っている、通ぶった顔をして

歩いていた(どんな顔や

さらに今巷で流行の迷子マニアだと気づかれると厄介なので

早足で歩いた(どこが流行ってるねん

通ぶった顔+迷子マニア隠し早足にも関らず背後から

声を掛けてきた。

恐る恐る振り向くと怖そうな黒人さんだ

どうする?

やばーい!!

次回に続く・・・・

We To Man Vol,19 11月号掲載分より

棚橋

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サンフランシスコさすらいの一人旅日記 その8

2010-10-10 13:48:59 | 旅行記
(前回までのあらすじ・・・・結局100ドル札一枚となってしまいサンフランシスコに舞い戻ったのだった)
帰りのバス車中・・・
バスの運転手『スーツで決め込んで、どこいってきたんだい?』
自分『ラスベガスの帰りやねん』
(日本とは違い運転手も客と話しながらフレンドリーな雰囲気で運転している)
バスの運転手『ん?はは~ん!その顔は負けたね?!』
自分『やっぱわかる?』
服装はスーツで決め込んでカッコつけていたが財布の中身
は見れたもんじゃなかった。
そうこうしている内になんとか借りていたアパートメントに、
たどり着き今までの溜まりきった服を洗濯しにコインランドリー
へと向かった。
そこで第一関門!使い方が判らない。
『エクスキューズミー』
そこにいる人に聞いてみる。
なんとなくわかって洗濯開始!
一言に洗濯(せんたく)といっても、わからんボタンがあり選択
(せんたく)に迷う!
ようやく洗濯開始~・・・・とおもいきや、コインが足りない。
札はある。
どこを見渡しても両替機などどこにもない。
またまた近くにいる人に両替をしてもらい、やっとこさ洗濯開
始!
しばらくの間ぼ~としているうちに洗濯も終わり、今度は
乾燥機!サンフランシスコでは外に洗濯物を干せない為、
(美観の問題)
裏庭か、もしくは部屋干しとなるため、お金はないけど
乾燥機にかけるしかなかった。
と、ここでも使い方がわからない!
P1000022 ←(ラスベガスで、タイガーの寝ている姿)
P1000033 ←(ホワイトタイガー)
また今度は違う女の子に使い方を教えてもらった。
お金がないのを察したのか小銭を恵んでくれた。
さらに洗濯物と一緒に、このペーパーを乾燥機に入れると
洗濯物がいい香りになるのよ
いかにも女の子らしい乾燥機用良い香りのペーパーまで
恵んでくれた。
落ちぶれてすまん!
心の中でそうささやくと同時に異国の地で人の温かさと
ほのかな良い香りのペーパーのやさしい香りに心も満たされ
た気分だった。
次回に続く・・・・・・
We to man VOL18 10月号掲載分より
棚橋
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