日本の真実

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シャープ、堺に世界最大の液晶パネル工場を建設

2007-06-29 00:15:26 | Weblog
先月19日、シャープは大阪府堺市に大型液晶テレビ向けの液晶パネル工場を建設する方針を決めました。建設地は新日本製鉄堺製鉄所の遊休地で、総額5000億円程度を投資して今年中に着工し、2009年の稼動を目指すということです。完成すれば、現在世界最大の三重県亀山市にある同社亀山第1、第2工場の生産能力を上回り、世界最大の工場となります。
昨年夏に稼働した亀山第2工場は「第8世代(8G)」のガラス基板(縦2.46メートル、横2.16メートル)を使用していますが、新工場では最先端である「第10世代(10G)」のガラス基板(縦3.4メートル、横2.95メートル)を使用して、世界最高水準の生産効率を目指すそうです。
当初は月3万枚のガラス基板を投入して製造し、数年以内に月6万枚への増産を予定しているとのことで、42型と65型の液晶パネルを主に生産するそうです。
シャープの液晶テレビは国内シェアトップですが、主要市場の北米では急激な市場拡大による品不足で苦戦。2年前までトップだった世界シェアは現在は3、4位に落ちています。今回の新工場建設は、生産効率を上げてコストを下げることで、競争力を回復して、他社との競争を優位に進める狙いのようです。
他社ではソニーとサムスン電子の合弁会社が今夏に8G液晶パネル工場を稼働させる予定ですが、シャープは10G工場建設では他社に先んずることになります。
10G工場の稼動により、世界シェアトップへの返り咲きを是非果たしてほしいですね。期待しています。

http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20070521nt0d.htm
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK200705210004.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/
20070519k0000m020173000c.html

(信)