日本の真実

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台湾に尽くした日本人、八田與一氏の生涯がアニメ映画化

2007-05-15 01:19:07 | Weblog
8日、虫プロダクションは、日本統治時代の台湾で水利事業に従事し、東洋一の規模を誇る烏山頭ダムを完成させた日本人技師、八田與一氏の生涯を題材にした長編アニメーション映画を制作することを発表しました。八田氏の65回目の命日に当たる同日、烏山頭ダムで行われた慰霊祭に参列した虫プロダクションの伊藤叡社長が明らかにしました。
台湾のアニメ会社「甲馬」と共同で企画したこの映画のタイトルは「パーテンライ(八田がやってきた)!‐南の島の水ものがたり」。制作費は約1億5000万円で、監督は「鉄腕アトム」「宇宙戦艦ヤマト」などを手掛けた石黒昇氏。日本と台湾の二人の少年の友情を軸に、ダム建設に奮闘する八田氏の姿を描いていきます。
来年夏の劇場公開を目指しており、中国語版も作成して、台湾各地での上映も計画しているそうです。
八田氏は1886年、石川県金沢市生まれ。1910年に台湾に赴任し、それまで干魃の為、不毛の地だった台湾最大の嘉南平野にダムと水路を建設する計画を提案。東洋一の烏山頭ダムと、長さ1万6000キロの水路を合わせた設備「嘉南大シュウ」を1930年に完成させました。そのおかげで、嘉南平野は一大穀倉地帯に変わり、その実績と人柄によって地元の人々から敬愛され、1942年に戦死した氏の慰霊祭が今でも毎年、ダム湖畔で行われています。
日本では残念ながらあまり知られていない八田與一氏ですが、台湾では教科書にも掲載され、台湾のたくさんの人たちから慕われ、尊敬を受けています。アニメ化を機に、日本でも八田氏のことがもっと多くの人たちに知ってもらえたらと思います。

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070509/chn070509000.htm
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20070510/20070510_015.shtml
http://www.hokkoku.co.jp/news/HT20070421401.htm

(信)