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【閣僚プロフィール】江田五月(法務大臣)

2011年01月14日 | つける薬のない政治家
法務大臣
江田五月


<父、江田三郎について>

父の江田三郎は社会市民連合の初代代表。日本社会党委員長代行、書記長、副委員長を歴任。
岡山県に生まれ、日本の植民地下の朝鮮・京城(現在のソウル)の善隣商業学校で学ぶ。修学旅行で、内地に戻った際、植民地において、日本人がいかに横柄な振る舞いをしているかに気づき、植民地支配について勉強するため、神戸高等商業学校(現神戸大学)に進学した。このころ、労農派のマルクス主義に興味を覚え、社会主義についてさらに学ぶために東京商科大学(現一橋大学)に進学する。しかし、1931年、大学を中退して、郷里に戻り、農民運動の指導者となった。

第2次人民戦線事件に連座して検挙され服役し、出獄後は葬儀会社につとめたり、中国で開拓事業に従事。1946年に日本に引き揚げ、日本社会党に入党し、左派の活動家として頭角をあらわす。

菅直人とともに社会市民連合(社会民主連合の前身)を結成し、その年の参議院全国区選挙への立候補を表明したが、公示直前に肺癌が末期化して急逝し、代わりに息子の江田五月が急遽出馬して、第2位で当選した。


<江田五月のおいたち>

東京大学文科一類入学。教養学部自治会委員長時代に大学管理制度改革に反発し、他の学部とともに全学ストを実行する。このストを指揮したため、責任を取る形で退学処分となる。1年後、学生運動と絶縁し、東大に復学。

政治学科で丸山真男の薫陶を受け、吉野作造の研究に従事する一方、法律の勉強に精を出し、在学中の1965年に司法試験に合格。裁判官としてキャリアを積んでいたが、父の急逝で後継候補として担がれることとなった。

※大学4年の時の対談 「学生運動の今昔」(朝日新聞社発行 「朝日ジャーナル」 1965年11月21日号掲載)

<逮捕歴>
2回逮捕されている。

1回目は300人ほどの学生を引き連れ、自民党本部に抗議に行き自民党総裁との面会を求め、住居侵入で逮捕。
2度目は大学管理法反対運動で逮捕。
退学処分になったあと、東欧へ渡っている。

参考インタビュー

<政治家として>

1977年 参議院議員選挙に社会市民連合から立候補し、当選
1983年 衆議院議員総選挙(旧岡山1区)に社民連から立候補し当選
1985年 社民連代表
1993年 細川護煕を首班とする非自民連立政権に参加し、科学技術庁長官に就任
1994年 日本新党副代表
1996年 岡山県知事選挙に立候補するため、議員辞職→県知事選は落選
1998年 参議院議員選挙に民主党公認で立候補し、当選
2007年 参議院で民主党が第一党になり、参議院議長に就任

死刑廃止論者である。

<辛光洙釈放署名問題>

在日韓国人政治犯釈放の要望書に署名。この中には後年明らかとなる北朝鮮による日本人拉致問題の実行犯である、辛光洙を始めとする北朝鮮スパイ容疑者10名が含まれていた。自らのホームページにおいて「1989年に128人の国会議員で、政治犯として韓国に拘束されていた在日韓国人19名の釈放要求の署名をしたが、その中に拉致犯人がいたことは、当時知らなかった。不明を恥じ、被害者の方々にお詫びする。私としてもさらに検証するつもりだ。」と言及している。


<中国に、言論統制を約束>

2010/10/19 13:46 【共同通信】記事より

 【北京共同】中国を訪問している民主党の江田五月前参院議長は19日午前(日本時間同)、楊潔チ外相と北京市内で会談した。楊外相は中国各地で発生した大規模な反日デモの拡大に懸念を示し「中国国民の国を愛する気持ちは分かるが、それだけではいけない」と指摘。江田氏は「日本国内にも中国をいら立たせる言論はある。それではいけない」と強調した。両氏は中国漁船衝突事件も踏まえ、互いの政治的意思で関係修復を図ることで一致した。


 【北京時事】民主党の江田五月前参院議長は20日夜、北京市内で記者団に対し、19日以降行った楊潔※(※=竹カンムリに褫のつくり)外相ら中国要人との会談の雰囲気について、「友好を進めたいと思っているのに、日本側から阻害するメッセージが伝わってきて困惑している、という感じだった」と明らかにした。
 江田氏は「中国は日中友好を前に進めたいと思っている。(会談では)日本側も同じ思いなので、日本の態度に懸念を持つなら、その懸念は無用だと申し上げた」と語った。中国側の「困惑」は、前原誠司外相が漁船衝突事件をめぐる中国側の対応を「ヒステリック」と批判したことなどが影響しているとみられる。
 江田氏は「日本青少年訪中代表団」の総団長として訪中し、前駐日大使ら日中関係に携わってきた要人と相次ぎ会談した。
 



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