不朽の志

志を立ててもって万事の源となす
書を読みてもって聖賢の訓（おしえ）をかんがう

　何事をするにも志がなければ、なんにもならない。
　だから、志をたてることが第一である。
　書物を読んで、聖人・賢人の教えを参考として自分の考えをまとめることが大切である。


　　＊　＊　＊

吉田松陰のことば。
山口県萩市。明倫小学校で朗誦されている。
この言葉は、３年生２学期の言葉だそうだ。

松陰は生前、「自分の骨はどこに露されるか知らないが、自分の書いた文章が保存されれば、道路で死んでも構わない」という言葉も残している。
言葉は生きる。生き続ける。
その志は不朽のものとなる。
現代の子供たちにも、その言葉は継承されている。



松陰が託した言葉を私も朗誦してみた。
「志を立ててもって万事の源となす」

日本の国を思う吉田松陰の生きざまをかみしめた。
背筋が伸びる思いがした。