子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

奇跡って言葉は

2019-07-10 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

<a href="https://www.photo-ac.com/profile/187870">キイロイトリ</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真                            

昨年クマ子がはまったドラマ「義母と娘のブルース」。MISIAさんがうたう主題歌「愛のかたち」もこのドラマにぴったりで、毎回泣きながら観ていたドラマです。

 

あらすじは余命いくばくもない男性が一人残される幼い娘の身を案じ、その子の母親にふさわしいと感じたキャリアウーマンに事情を話し結婚。彼の死後、綾瀬はるかさん演じるキャリアウーマンが育児に家事に奮闘し、血のつながらない娘と絆を深めていく、というもの。

 

このドラマの中で頻繁に使われていた言葉が「奇跡」。何の変哲もない日常生活の中で起こる偶然を偶然ではなくて「奇跡」といって家族で喜ぶです。

たとえば四葉のクローバーがみつかったら奇跡。

何かの数字が777と7が連続してたらそれも奇跡。

 

観ていて「そんなことで??」と思うことを奇跡として捉えていました。

 

ドラマ自体は大好きだったけど、この奇跡という言葉を多用することにはなんか違和感を感じていたクマ子。奇跡はめったに起こらないから奇跡であって、そうそう毎日の中で出会うもんじゃないぞ、とひとり心の中でつっこむことも何度あったことか。

 

そんな超現実主義者、クマ子が今、奇跡を感じています。

 

 

それが赤ちゃんが生まれる、ということ。

赤ちゃんがこの世に生まれるまでには何度も大きな試練があります。

まずは精子と卵子の出会い。1回の射精で4億個の精子が子宮を目指し、たどり着いた時には約6000個まで減少。卵管にたどり着くまでには99%が死滅。

運よく生き残った精子がさらに卵子に到達するまでにはその数は50-100個にまで絞り込まれるものの、ほとんどが途中で疲れ切って死んでしまったりパワーがなくなったりしてしまう。

 

唯一生き残った精子が卵子と出会いうまく受精卵になってから子宮に着床する確率は20-30%。着床ができてもそこから流産になってしまったり、なんらかの異常で産めなくなったり・・・。

 

今、自らが赤ちゃんを授かって実感しています。赤ちゃんが生まれるって本当に、これこそが奇跡。何度も何度も襲いかかる試練を乗り越えてくるのですから。

 

ということは。

私自身、両親にとって奇跡の存在なんだなあ、と思うのです。この世でいま、こうして存在しているのは赤ちゃんになる前から試練を潜り抜けてきたからなんだなあ、と。

 

だから自分の存在はとても大切で、自分が今生きている毎日を大切に生きたいと思うようになりました。

 

奇跡は私だけでなく、今これを読んでくださっているあなたも誰かの奇跡の存在。

今、生きている人はみんな奇跡の存在。

そう思うと、今の毎日があることにとても感謝したくなりました。

 

奇跡は案外、身近にあったのです。