NIKE VINTAGE REPAIR MANIA

NIKEのヴィンスニリペアに執念を燃やすHENTAI修理屋のBLOG!!
ご依頼頂いた珠玉の名品達を紹介します。

THE STING

2012-09-14 10:36:43 | オールソール新規作製
MODEL:THE STING

MADE IN JAPAN


本日ご紹介は、いつも御世話になっている下北沢のヴィンテージスニーカーショップ SOMAさんからの依頼でオールソール。

まずソールを削り落しますが、ついでにインソールも床材から剥がれました…。

剥がれ落ちたついでに、両足アッパーの穴開き補修された部位を再補修しました。

きちんとボンドであて布を接着しております。勿論、ベンチレーションホールもパンチングで開けてます。

画像左:BEFORE / 画像右;AFTER


次はヒール部スウェードの破れ穴開き修理をします。

ヒールカウンターラバー芯の経年による硬化の為、芯が砕け散って両足共スティングの薄いスウェードをつき破ってます。

特に右足はスニーカーを踏まれ激しく穴が開いてます…。更に不幸は続く…。

ステッチを解きますがスウェードも劣化しており解いたとたんにポロポロと分解…。

まるでパズルですね。あて革をして分解したスウェードを元の状態にもっていきます。

画像左:BEFORE / 画像右:AFTER

左足の破れは右足程ではないですが、ラバー芯が完全に粉砕しておりこちらは新規で製作。

当店でストックしていたヴィンスニのラバー芯を流用し、スティングのヒール部の形状に切り出し、厚みも削って調整しました。

新規ラバー芯を組み込み、破れた部位のステッチを解き右足同様、あて革で補修し再縫合。

こちらは一見どこを補修したか分からない位に仕上がりました。AFTER画像のみです。



次に床材及びインソールの張り付けになりますが、床材オリジナルが劣化しへたっていたので新規で作成。

これでボンドの着きもよくなります。慎重にシルエット調整し張り付け。



そしてようやく今回のメイン、オールソールへと移ります。

EVAホワイト2層、オリジナル通りソール厚を薄めで作製しました。

最後に蜂の巣ソールを装着しリペア完了!



徳永さん、今回もありがとうございました。ホント助かってます。

また宜しくお願い致します。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ヒサシ)
2012-09-25 07:18:07
素晴らしいです。
これほどまでに蘇るとは。
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Unknown (FUMIN)
2012-09-26 14:02:10
ヒサシ君

ありがとうございます!
葛藤の毎日ですが、そう言って頂けると心が晴れます♪
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