自己内観ブログ

自己を信じて大地にしっかり根付いた生き方をするための日々の閃きを綴ります。

気づかぬ迷い道

2019-07-19 17:42:44 | 日記
進みはじめた頃はみな共にいた道

特に励まし合うわけでもなく

同じ道を進んでいるという思いだけで

勇気と喜びがわき出て目を輝かせて

その道を幾多の困難が待ち受け

誰もが聞いていたことであり
懸命に乗り越えながら進む

みな自分が選んだその道に希望を見いだし

それが間違いないと確認しながら進む


ある時大きな嵐が訪れ

みな動揺しないようにそれぞれが自分自身を信じ進む

嵐がおさまって陽が射すようになると

みなお互いが見えなくなってしまった


それでもそれぞれが自分を信じ

信じたやり方で進みだした

ある者は自らの知識を頼りに

ある者は自らの思想を頼りに

ある者は豊かさを求めて

ある者は幻を求めて

ある者は美しい花畑を求めて

ある者はリーダーを求めて

ある者は集団を造ろうとして

ある者は評論しながら

ある者はただひたすら一人で

進んでいる

互いが見えなくなると

いつしか

みなの心に

山びこのような音が聞こえるようになっていた

そしてその音は言葉として聞こえるようになり

「誰もが自分の行きたい方角に進みなさい

それは必ず繋がり一つの道になります

迷子にならないために

一つだけ気をつけなさい

誰もが自分の得意とすることから迷子になるのです

得意とすることは深く自分に浸透していて

そこから迷子になっていることすら

見落とすのです

だから得意なことこそ慎重に」

と...

素直な者はその言葉に

迷子になっていないかとその道をふりかえってみる

その道にきれいに足跡が残っている

きっと迷子にはなっていないと
確信する

自信のある者はその言葉を聞いて

間違いなく自分は進んでいると
ふりかえることはしない

いつしか

道は2つに分かれている

足跡がついた道とつかない道

それでも

みな

ひたすら進んでいる

今も...














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