リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

丹頂のあたま

2007-02-09 20:40:43 | アユの流し目/雑記帳
 タンチョウ
 上野公園で迷った帰りだが、ゴイサギを見て感動して出口に向かったら不忍池の畔にタンチョウが二羽餌をはんでいた。
 あまり鳥は好きではないのだが、日本で絶滅に瀕した鳥のつながり、
トキ、コウノトリ、タンチョウのそれぞれが違うカタチで保護されているのには関心があった。そこで、一昨年の生態学会だったか釧路でタンチョウを見に行ったことがある。

 前日にタンチョウの保護をしている方から場所を聞いてレンタカーで。
白い鳥が見えたときには感動して、飛ぶ方向に向かった。

 そこは、個人の牧場だった。
車の中からツルの姿はと見ると、サイロのそばにペアとひな鳥が2羽いるのが見えた。

 何か食べているのでみていると、牧草の束にのぼって虫をほじくっているらしい。
個人のお宅の庭先なので、こんなところにいるのかと感心していたら、そちらの奥さん、娘さん?が現れた。車の中から話しかけた。

 おじゃまして申し訳ありません。とボク。
 いいですよ。近くの民宿からマイクロバスで見に来ますからと 彼女。
 ボクは絶句した。さらに、
 牛の鼻先をつつくし、餌がないと牛舎に入ってきて、配合飼料を食べるから困っている。 という話だった。
 拍子抜けして、牧草にタンチョウの家族がのぼって餌を食べているのを見ていた。柵の中に入ってもいいとおっしゃるので車から出て近づいたら、さすがに飛んでいった。

 話は変わるが、タンチョウの丹頂とは赤い天辺といったいみだ。まぁアカハゲといっても良いのかもしれないが、その頭の赤さは羽が生えていなくて、頭皮から血管が透けて見えるのだという。

 ホントカヨ。と思っていたが、不忍池でしげしげと観察することが出来た。
すべすべではなくて、鳥肌。(あたりまえだが)がむき出しになっていて、真っ赤である。
 ただ、鮮血。ヘモグロビンはこんなに赤かったというぐらいの色をしていた。不思議な質感である。すぐに触れそうなところにいる。
 なにが、細い襞みたいだ。柔らかいのだろうか。暖かかもしれない。触りたい。そう思った。
 でも、触ったら、突かれそうだし、警備員があそこにいる。会えなかった友人に迷惑をかけることになるやもしれぬ。写真するだけにした。

 じっくり観察できて。満足した丹頂。

 



 
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3 コメント

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たしかに (春小紅)
2007-02-12 02:27:06
ちょっと触ってみたくなる。
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Unknown (いずもり)
2007-02-13 00:19:33
すっかりご無沙汰しております。

金魚の丹頂かと思いきや・・・。
なんか、ぷにぷにしてそうですね。
あと、ドラマ「池中玄太80キロ」の中で玄太が奥さんを口説くときにタンチョウの禿について熱く語っていたのを思い出しました。
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なかなかのもの (ニイムラ)
2007-02-15 00:08:36
ちらりと見て、これは触りたいと思ったので吹きさらしに30分ぐらいはいた。でもなかなか、このアングルで撮れなくて、そんなこんなで風邪をこじらせたみたい。
 タンチョウでどう口説いたのか、興味はあるのだが、あの俳優はどうもいけない。欲望という名の電車のマーロンブロンドの役をやったことがあるんだぜ。
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