リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

BE(仏縁)調査隊再び

2005-10-31 21:13:44 | 異人録 外来生物を巡って
仏縁調査隊(名前がベタなのでBE調査隊とする)の活動を再開した。

定置網に入ってしまうカメの対策をどうするか、いくつかの方法を考えてみた。

まず考えたのが、
・入り口にネットを張る。
・のど(魚が逃げないための仕掛け、細くなっている)を狭める。という方法。

 どちらの方法にしても、魚も入りにくくなってしまうことが難点。そもそも、捕獲したいコクチバスの大きさがわからないから、カメが入らなくて、バスが入る大きさというのが決められない。

 そして、入り口に網を付けるとしても、カメはその気になると強引に網をこじ開けることも出来そうで、かなりしっかりと加工する必要がある。かなり面倒なことになりそうだ。

すこし発想の転換をしてみることにした。
カメが入ってもいいのではないか。

ただしこんな条件を満たすならば、つまり。
1,網の中でカメが溺れない。
2,カメが網の中で小さな魚を食べない。

 そこで、定置網の中に、浮子として350mlのペットボトルを入れることにした。これならば、カメの重みで網が沈んでも、ボトルの部分は浮いているので呼吸が出来る。
 鼻の先が少しでれば、溺れることはないのではないか、と考えた。

 そして、網に入った魚をカメから護る対策だ。
蓋と底をくり抜いた缶珈琲を入れることにした。カメの首が届かないカクレ場所が網の中に出来るという仕掛けだ。仕掛けというのはおこがましいけども。

 加工に要した道具は、ロータリー式の缶切りだけ。
(最近は缶詰といえば、パッカン式ですっかり出番が無くなったけど、ボクはこの缶切りが大好きで、心おきなく、缶珈琲から蓋と底を切り取った。)

 まもさんと二人でセットした。


あした、彼は朝からおつとめがあるというので、ボクが確認にいくことにした。カメが入っているかどうか、楽しみである。

 いっそのこと、カメにマーキングをして個体数とか、冬場の行動(いつごろ冬眠するか)とか調べてみるか、とすこし脱線しそうになっている。

 ニイムラ

 追記
 
カメの冬眠について
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