リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

梅雨明け

2007-07-27 18:35:03 | アユの流し目/雑記帳
 たぶん、そろそろ梅雨明け宣言が出るだろうと思った。
庭先のムベの枝でクマゼミが鳴いた。
アシナガバチがベランダのじょうろの中に巣を作った。そんな兆候があった。

 梅雨が開けたら、それは気分だけの問題でもあるだが、長良川で潜ろうと思っていた。家の前が川だから、たいそうなことでは無いのだけれど、梅雨明けで潜る。そんな風に意識して川に行こうと思った。

 どこか、上流の吉田川筋か板取川、そこまで足を伸ばすのもいいな。そう思って、河原をみると、どこで焼けたかと思うほど黒いミズガキどもがいた。自転車が3台あったからすこし山沿いから降りてきたか?

 歩いていけるところで潜ろう。
薄手のウエットのワンピースを着て、デジタル一眼レフに魚眼ズームをいれて武儀川の合流点まで歩いた。

 長雨の直後の、澄み切った透明度は少し薄れていたが、水温も上昇して水中には賑わいがあった。

 アユがいる。まだ10cmもない小さなアユがこぶしほどの石に食らい付いている。君らは海から来たんだなぁ。ほっそりとした身体をみてそう思った。急ぐことはない。今から大きく育つのだ。ボクは釣り人ではないから、しなやかな姿を見ることが楽しい。

 アユをみていると、すぐ手先のところにシマヨシノボリのハーレムがあった。見事なオスがインディアン面をしてメスを呼び込んでいる。しっぽが見えたから、石の下ではメスが産卵している最中かも知れない。

 まるまると太ったオスのオイカワが、けたたましい色彩で徘徊している。産卵するにはすこし礫が大きいと思うのだが、どこで産卵の機会をうかがっているのだろう。

 比較的大きなアジメドジョウがいた。大きなメスらしいのに、少し小振りのがまつわりついている。小振りのがしきりに大振りの個体の腹部に頭をつけている。産卵期にはまだ早いのだが、何をしていることやら。

 浅い河原に座って、空を見上げた。梅雨の明けたばかりの夏空には雲もなく、遠くに蝉の声がしていた。

 あと何回ぐらい、こんな風にして夏の訪れを迎えることができるのだろうか?そんな思いが何故か、こみ上げてきていた。

東海地方が梅雨明け 名古屋で33度超える(朝日新聞) - goo ニュース
☆テキスト版
東海地方が梅雨明け 名古屋で33度超える

2007年07月27日13時29分

 名古屋地方気象台は27日、東海地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より7日、昨年より1日遅い梅雨明けとなった。

 この日は各地とも朝から気温が上がり、名古屋市は午後1時25分にこの夏一番の33.1度を記録。愛知県岡崎市でも午後1時に33.1度となった。

 今後1週間は高気圧に覆われておおむね晴れが続き、気温も連日30度を超す真夏日になりそうだという。
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2 コメント

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いい写真ですね (ナカニシ)
2007-07-28 11:44:20
頼まれているガイドブックがあるんで、自分も少し写真をとらくちゃいけません。
シゴトが立て込んでいて、週末はグウタラなんで・・・。8月後半から活動かな。
梅雨明けにふさわしい写真です、スバラシイ。
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日本の川の風景 (まつべぇ)
2007-07-29 06:05:24
こんな写真を見ると子ども時代の夏休みに川で遊んでいた
頃の川の原風景をみるようです.一日川であそんでいた.
相手はフナであり,オイカワであり,カエルであった.
遅くまで遊び過ぎて,夕食に遅れ,母に怒られたこともあった.
夏の風景ですね.
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