リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

あまりセンチメンタルではない旅だったな

2006-03-17 20:53:21 | アユの流し目/雑記帳
16日夜半から雨になった。
かなり強く降っている。雨音で目覚めて、川に入るのはあきらめておとなしく帰ることにした。

 奄美に入った11日は良い天気だったがその後は雨と北からの強風が続いた。
3月はもうすこし春の匂いがするかと思ったが、2日連続して晴れることはない不安定な気象条件だった。

 今回のボクの所行はこちらに詳しいので、ご覧下さい。→ 

 さて、初回のマングローブ帰ってこいプロジェクト(”まんこい”プロジェクト)であったが、奄美大島のマングローブ林を巡ってみて感じたこと、これはかなりヤバイ状態なのでは無いか、というものだった。

 宇検村河内川の河口に全くマングローブがないのは残念だったが、奄美群島国定公園 特別保護地区になっている住用湾のマングローブ林地図についても、そんなに良い状況とは言えないと感じた。

 以前から土砂の流入が多くて陸地化が進んでいるとは思っていたのだが、さらにそれはひどい。そして、住用湾の中程に防波堤が完成して流況が変化しつつあり、土砂の滞留、堆砂はもっと進行して環境は急激に変わるのではないかと思う。

 この写真は18年くらい前、セスナから撮ったもの。住用湾

空撮の写真を入手して植生の変化を追跡してみようかと思っている。

ただ、すこしの救いは、masaさんが前日調べてくれた、浦川河口のマングローブ。(最初の画像)
瀬戸内町の大島側では最後のマングローブ群落かもしれないね。

 にいむら
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3 コメント

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お疲れさまでした。 (masa)
2006-03-18 11:00:27
ニイムラさん、お疲れ様でした。



じわじわと良くない方向へ進んでいる状況を、せめて止めたいと思わずにいられません。今だけを見ていてはいけないのでしょうね。



最期に小さなマングローブ群生を見つけた時、とても救われた思いがしました。瀬戸内の大島側では最期の群生かもしれないという気がします。しっかりと種を貯えていましたね。また覗きに行ってきます。



また、来て下さい。ありがとうございました。

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逆転敗訴 (masa)
2006-04-30 20:26:50
網の子峠のゴミ処分場の裁判で、宮崎高裁の判決が出ました。昨日付けの地元紙の報道ですが、町側の逆転勝訴、住民側の逆転敗訴。



言葉もありません。



裁判というものは上級裁判所に移るほど、行政側に有利な判決が出る気がしてなりません。住民側は上告する予定とのことです。



お知らせまで。
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嘉徳川を守る (ニイムラ)
2006-05-01 10:11:38
嘉徳川について、何らかの”働きかけ”をしなくてはいけませんね。

 まず情報の整理と共有が大切かと思います。

みんなが参加できる、掲示板みたいなブログとか、有りましたっけ。シーサーにグループブログがあったような気がしましたが。
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