リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

アユの遡上年々遅くなる傾向

2014-06-02 13:01:22 | サツキマス研究会/長良川調査会

アユの遡上が年々遅くなる傾向について。この問題は河口堰の建設と併せて2000年時点から確認されていた。今回の記事はこの問題は長良川だけではないという意味を含んでいる。その点についてある考察があるのだが、それはまた後日。

アユ、温暖化で小型に? 産卵遅くなり海で成長しきれず(朝日新聞) - goo ニュース

 

☆テキスト版

アユ、温暖化で小型に? 産卵遅くなり海で成長しきれず

 

朝日新聞2014年6月1日(日)10:22

 

 全国の河川で漁期を迎えているアユ。近年は釣り人や漁師から「小さくなった」との声が相次いでいる。秋に産卵する一年魚だが、温暖化による川の水温上昇で産卵期が遅れ、海で成長しきれないまま遡上(そじょう)するアユが増えているようだ。

  6月にアユ釣り解禁を迎える富山県の庄川で県水産研究所が調べたところ、アユの体長は1990年代に15~18センチあったのが、2000年代はそれより 2~3センチ小さかった。那珂川(栃木県)、神通川(富山県)、四万十川(高知県)など全国を訪れる岐阜県郡上市のアユ釣り名人・白滝治郎さん(56)も 「海から遡上するアユが、昔より小さくなった感じがする」と話す。

 同じような声は全国の釣り人からも聞かれ、25都県の水産研究機関が 集まる全国湖沼河川養殖研究会の部会は、遡上と海へ下る「降下」の時期を調べ、今年3月に中間報告を出した。遡上の時期は河川や年によって早まったり遅く なったりしていたが、降下は90年ごろから全国的に年々遅れる傾向が見られた。長良川(岐阜県)では、降下のピークが95~96年は10月中旬~11月上 旬だったが、昨年はそれより1カ月遅かった。
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