リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

こいに貴賤はないけれど

2006-07-23 18:21:29 | 『田んぼのチカラ』2004-
 あさ、寝間着のまま「新日曜美術館」を見ていたら、ムトーさんがみえた。

 お腹ぱんぱんのコイをおいたる。オスもおるで使って…。

 長良川から釣ってみえたという。コイか…。しかも相当に大きい。

 田んぼに放して産卵するかな、まあせっかくだから、産卵だけさせて、受精卵を入れることにする。

 シュロ無いですか とボク。

 ムトーさんが水槽代わりにしているプラスチックボートの中にシュロの皮を入やれば産卵するだろうから、親魚は放して田んぼに受精卵を入れれば、良いだろうと思った。

 シュロなら本家(と聞こえた)になんぼでもある…。取っていけばいいよ。
 ではそう言うことで。

 夕方、そろそろ産卵の準備をするかと、ムトーさんのお宅へ、
 でかいコイだ。メスは50cm以上ある。オスはまた25cmくらいだ。ま成熟サイズだとは思う。

 ムトーさんはまだ帰っていない。お宅にはシュロはない。本家とはお隣のお兄さんのところかと思っていたが、あれ、シュロはない。

 そこで、はたと困った。
 ボクはこの集落に越してきて10年になるけれど、50世帯くらいあるご家族の姻戚関係というものを殆ど知らない。
そして、この集落の8割くらいの方が同じ名字なのだった。

 まあ、近所でシュロのある家を探すか…。ところが、そんなお宅はいっぱいある。

勝手に皮を剥いでいくわけにも行かないし…。困惑。

 仕方がないので、水路からの取水を最大にして、水田の水位を高くしてコイを放した。

 大きなコイは水の入り口付近でジッとしている。小型のオスはいったんどこかへ隠れてしまった。
 明日の朝には二匹とも川に放すつもりだから、探すのは大変だな。そうおもっていたが、しばらくしてオスは帰ってきて、メスの傍らでジッとしていた。

 コイには貴賤も体格差もない。かな。


 
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2 コメント

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イラストマー (トクダ)
2006-07-24 16:41:44
この記事と関係ありませんが、イラストマー使う予定がないのなら貰おうかなぁ。 でも、高いですよね、イラストマータグセット。もしも助成金が無かったら絶対に買えなかったと思います。たかがシリコンゴムのくせに…

7月の調査で2色を各1cc使っただけなので、多分今年の調査には十分間に合うとは思いますが、緑と赤が余っていればくださーい。
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有効期限 (ニイムラ)
2006-07-24 19:39:18
昨年使用する計画で買ったのに、仕事が流れて余ってしまった。使用期限が1年とは田中商会の話だけど、当分使う予定はないので、ボクの分を進呈するから先に使った方がいい。

 その他、ほしい方いますか?

 ただし、蛍光LEDライトは気に入っているので、進呈するはタグだけです。
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