リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

夢の大阪オリンピック

2006-09-03 14:45:29 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
勝てそうにもない候補に東京が決まったところで、石原知事が続投するという。結局これが目的なのでは無かったか、とおもうのだが…。

 その昔、大阪が候補だった時があった。そのとき、誘致計画に「荷担」したことがあった。

 オリンピック誘致にはボート競技場が必要だが、近くに適切な競技場がない、ついては、大同川の競技場を浚渫して拡大して競技場ができないか検討している。ヨシ原とかに影響はないか、そんな依頼があった。

 そこで場所を見に行った。
4mの水深を確保するには大きな作業船を入れなくてはならないが、水門があって大工事となりそうな状況だった。同行した工事計画担当のコンサルタントに

 水田を掘ってから水入れたらどうだ。と質問すると、遙かに建設費は安いという。

 それなら、休耕地を移動して統合して、新たに水路と競技場を掘る。という計画を提案した。

 このどたばたに便乗してと、競技場には廻りにヨシ原を植栽して…と実情は「内湖」の復元計画を提案したのだった。
 実現性の乏しい計画だったか、どうせオリンピック自体がどうなるものかわからないからと案の一つとしては残っていたと思う。

 そのときはまさか、琵琶湖にここまで係わって、その場所を空からみることになるとはおもわなかったけど。




16年五輪候補地“東京”決定もいばらの道 (日刊スポーツ) - goo ニュース

☆テキスト版

16年五輪候補地“東京”決定もいばらの道

2006年 8月31日 (木) 10:11

 東京都が福岡市を退けて、16年夏季五輪の国内立候補都市に決まった。日本オリンピック委員会(JOC)の同選定委員会は30日、都内ホテルで委員55人による無記名投票を行い、東京都が33票対22票で選出された。1964年大会以来、52年ぶり2度目の開催を目指すが、今後は米国など世界の有力都市との競争が待ち構える。財政力と知名度を売りにする東京には、開催地決定の09年10月まで、険しい道のりが続く。

 優位に招致活動を進めてきたはずの東京にとって、11票差は苦戦を表す数字だろう。国際的な知名度と、約6兆円に上る予算が示す財政力。さらに、この日のプレゼンテーションで石原都知事は「技術を盗まれるので言えないが北京、ロンドンができない21世紀の先端技術を投入する」と豪語した。しかし同知事が「絵に描いたもち」と表した福岡市の計画、熱意は、予想以上に選定委員(JOC理事25人、競技団体30人)の心をとらえていた。

 国内での苦戦は、世界との競争を前に、いばらの道を暗示させる。最大の壁は84年ロサンゼルス五輪の組織委員長、大リーグコミッショナーも歴任した、らつ腕ピーター・ユベロス氏がオリンピック委員会の会長を務める米国だ。米国企業のスポンサー契約料、高額のテレビ放送権料は五輪を経済的に支えている。また96年アトランタ大会以降の夏季五輪は南半球(シドニー)-欧州(アテネ)-アジア(北京)-欧州(ロンドン)と回っている。“順番”でも優位性が伝えられている。

 また地域バランスの問題もある。五輪未開催の南米やアフリカ両大陸の都市が「理想」として推されてもおかしくない。JOCの竹田会長は「これまで2大会のうち1回は欧州開催。アジアも発展したので、08年北京の後、日本でも開催できる。大きなチャンス」と言い切るが、その考え方が世界基準とは考えにくい。

 もちろん、東京自体にもクリアすべきことはある。交通渋滞の緩和、騒音や水質改善などの環境問題。また希薄とされているJOCや各競技団体との連携も図らねばなるまい。支持を得るために必要な中国や韓国などアジア諸国との協力態勢も固める必要がある。JOC理事の岡野俊一郎氏は「今日のプレゼンでは国際的なアピールがない。世界に通じない」と、東京にさらなる努力を求めた。日本のスポーツ外交の手腕が問われる時が、ふたたびやってきた。
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