リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

伊自良湖でコクチバスを狙った。

2005-10-08 21:19:57 | 異人録 外来生物を巡って
いろいろ釣りのセットを用意して湖に向かう。

 10月6日はとても良い天気の午後だった。4日にコクチバスがいた辺りに行ってみたが、水は澄んでいて、魚の姿はあまり見えない。

 朝日新聞に載ったことから、岐阜県の担当の方が二人、現地視察にみえていた。現地で、オオクチバスとコクチバスそして、ブルーギルの泳ぎ方についてその区別点を説明する。この辺りは、お手のものなのだ。

 しばらくじっとしていると、石の間に動くものがみえた。
大物ではないから、スズキセットはなし。アユ釣りセットにミミズを付けるのはたいへんそうだから止め。浮子があったほうがいいかなあと結局、フナ釣りセットにミミズをつけた。

 前回の記事についてのコメント、masaさんが、このフナ釣り仕掛けでミミズと看破したように、多分釣りの出来る方は最初からそうするのだと思う。でも素人はやってみないと、分からないんだなあコレが。まぁ、ボクの性格もあるけども。

 そして、釣り、いや、サンプルリングである。
 ミミズなんて何年ぶりかと、つまんで、刺す。こんな臭いだったかな。
そして、そっと、石の陰に針を落とし込んだ。
やったーと釣れてきたのが、アメリカザリガニだった。

 これにはかなりへこむ、全く偶然だが、先にコメントを貰ったmasaさんのブログ ではないがボクはエビ釣りには才能があるのかも知れない。餌が底に着いてしまったらしい。

 こいつも外来生物とバケツにいれ、今度は岩陰に浮かすように針を落とした。
ツレター。。。 
一応魚だ。ブルーギル。うれしくはないが、魚が釣れたのでほっとする。
しかし、コクチバスは姿すら見えなくなった。

 天気が良くて、暑いくらいと思っていると、散歩の夫婦があらわれ、車から飛び出たイヌが目の前を泳ぎだした。

 どうせ、ヘボだし、怒る気にもなれないなぁ。

そうこうしている内に、岐阜新聞のOさんがやって来た。水中でたくさん見えたから簡単に釣れるだろうと話してしまったのだ。
これは困った。
 3時を過ぎる、水面に山陰がかかった頃。石の間から魚が現れた。コクチバスが見えた。
 近くに餌を落とすと、寄ってきてくわえているようだ。しかし、竿を上げると掛かっていない。もう少し待ってみようとすると、浮子が沈んだ。ブルーギルが釣れた。とほ。
 その後、3回ほどコクチバスを釣り落とし、5匹ほど、ブルーギルを釣り上げて、考えた。どうして、コクチバスは釣れないのか。
Oさんは、締め切りがあるからと帰っていった。

 そうか、フックだ。
 多分、釣りをする人は、最初からそんなことは分かっていると思うことだろう。

 すこし、弁解することにする。
何でフッキングをしないのかというと、ボクは水中釣りでは名人だからだ。(ボクは潜って魚をサンプルすることにかけては、なかなかの腕で、水中の釣りで共生ハゼの仲間は随分たくさん釣った。)
 水中で竿をしゃくっても、水中では竿先が曲がるだけで、魚が逃げてしまう。

 コクチバスは餌を飲み込まないなら、早合わせで行こうと決めて、浮子を見る。
ぴくり、ソレ、と竿をたてると、
おー。ぴくぴくと、茶色のさかな。コクチバスだった。

 ニイムラ




 
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1 コメント

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コクチバス (masa)
2005-10-09 00:35:08
ニイムラさんの悪戦苦闘ぶりが目に浮かびます。やはりフナ釣りセットにミミズでしたね。それにしても、かなりな数のコクチバスが既に生息している感じがします。釣り人の身勝手な行為に強い憤りを感じます。



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