リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

美濃市のため池でバス駆除 051221

2005-12-23 18:32:16 | 異人録 外来生物を巡って
美濃市のため池でブラックバス駆除が行われた。

 このため池は、改修の時に、ウシモツゴの生息が確認された場所。改修の間、地元の小学校がウシモツゴを保護しておいて、改修が終わった段階で放流をした。

 ところが、誰かが、オオクチバスを放流して、個人的な釣り堀にした。ウシモツゴの保護グループがため池の水抜きをしたところ、大型のオオクチバスが3尾と小型のオオクチバスが200余り、小学生の生徒が護ってきたウシモツゴは1匹もいなかったという。

 それが、2年前の話だ。

 そして、2005年12月21日、再びため池の水を抜くと、大型のオオクチバスが7尾、やや小振りが7尾と小型のオオクチバスが250余り捕れた。

 前回の水抜き後、また不法な放流が行われたと言うことだ。
今年から種の保存法が施行され、放流が刑事罰となる事になったが、環境に対するテロリストはまだ、出没するかも知れない。

 ただ、ため池にブラックバスが放流されたら、速やかに水を抜く。
釣りを禁止し、また、釣りが出来ないように岸辺にロープを張るなど、対策は奏効しつつある。

 この日の水抜き、9時からということで、午前中いっぱいは掛かるかとのんびり出かけた。また、途中路にも迷って、10時過ぎについたら、もう終わっていた。

 ブラックバスの駆除には、地元の水利組合、岐阜県、美濃市、岐阜大学、そして、市民グループなどが参加して行っているのだが、すっかり手際が良くなっている。

 お誘い頂いた、岐阜美濃生態系研究会のみなさん、ごめんなさい。<(_ _)>
次回はちゃんと働きます。

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