ピンホールカメラ専用にデジタル一眼レフを設定した。
カメラはオリンパス E500というカメラだ。
このカメラは友人の息子さんに頼まれて、購入したものだが、その彼からドタキャンを喰らって、宙ぶらりんな状態が続いていた。ちゃんと、確認をとって購入したので、責任をもって彼に購入させるのがスジだとは思うのだけれど、その彼の国は公務員の月給が65ドルというところなので、そうもいかない。やれやれ。
購入したのは11月で、その時点では800万画素の新品レンズ付きのデジタル一眼レフで4万円というのはかなり安かった。すぐに、オークションで売ってしまえば、ボクの出費は多くは無かったはずだが、不在が多いとネットオークションの出品は無理である。どうしようかなと思っているうちに、年末から春にかけて、画素数は普通に1000万画素を超え、魅力的な新製品は値段的にもかなり安くなってきた。
のぞいてみたが、ヤフオクでもこのクラスのカメラは出品されていない、いまさら、出品しても買いたたかれるのがオチである。
売り時を逸してしまった訳なのだが、このカメラ自体が使い物にならない、というわけではない。ボク自身は一眼レフシステムをキャノンで構成しているのでオリンパスをシステムに加えるのは合理的でないのだけれど、全然別の用途で使ってみようかと思った。
このE500というカメラは特別なカメラでもある。使っている撮像素子が最後の
コダック製 CCDであるということだ。
コダック ブルー
このCCDで撮った映像は独特の発色をすることから特定のファンがいる。もちろん、デジタルだから、撮影後に画像処理をすれば、ある程度色は変えることができるのだけれど。撮影したまんまでも、コダックの色がでているのだという。
そして、この撮像素子がCCDであるということも、気に掛かっていた。
CCDとCMOS
CCDの方がノイズが少ないが、高画素にするにはCMOSの方が構造上優れていることから、最近の新しいカメラはCMOSの方が増えている。ちなみに、キャノンはすべてCMOSになっている。
そこで、ボク考えた。
コダック素子最後のCCD一眼レフを使う。CCDの特色である高感度でのノイズの少なさを生かしたらどうかな!
それなら、ピンホールレンズはどうだろう。
ただひとつ困ったことがあった。
オリンパスの一眼レフはフォーサースというレンズマウントでほかの一眼レフよりも撮像素子が小さい。そして、キャノン、ニコンほどには売れていない。そこで、市販されているケンコー ピンホールレンズにはオリンパスの一眼レフカメラにあうマウントが用意されていなかった。
先日ブログにのせたのはピンホールレンズをキャノンEOS キスデジXに付けて撮ったものだ。
ピンホールレンズが手に入ったので、早速ためしたのだが、その時点では、あの方法ならオリンパスでピンホールレンズが使えるのでは?と思って、ある部品を待っていた。その部品が昨日の夜に手に入った。
使えるのだ!!
その組み合わせを発見して、早速試してみた。
トップの画像は、キスデジXと同じ条件(撮影日は違うけど)で撮った家の玄関、
ISO800 1/5秒で手持ち。
すこし、露出が違うけれども、フィルムでいうところの粒状性はコダックCCDの方がボクの好みだ。
徳ちゃんのご要望で、モノクロにしてみたが、階調もなかなかいい感じがする。
RAWで撮影して、追い込んだら、もっと豊かな感じが出ると思う。
そして、発色は全くいじっていない状態で、こんな感じ。
コダックのエクタクロームの発色を思い出した。
ところで、この写真は近くの公園の椿を撮ったものだが、風が強かったので、盛大に被写体ぶれが起こっている。
でも、空の中に、うっすらと白いものが見えると思う。これは月なんだ。ピンホールレンズというのは距離の調整がない。遠くから近くまで、すべてのところにピントが合う。(ピントと解像度とはちがうからね)
ライカ版に換算して85mmくらい。
どちらかというと望遠寄りの画角なのだけれど、目前の椿から、天空の月まで、ピントが合うというのはピンホールレンズのおもしろいところだと思っている。
カメラはオリンパス E500というカメラだ。
このカメラは友人の息子さんに頼まれて、購入したものだが、その彼からドタキャンを喰らって、宙ぶらりんな状態が続いていた。ちゃんと、確認をとって購入したので、責任をもって彼に購入させるのがスジだとは思うのだけれど、その彼の国は公務員の月給が65ドルというところなので、そうもいかない。やれやれ。
購入したのは11月で、その時点では800万画素の新品レンズ付きのデジタル一眼レフで4万円というのはかなり安かった。すぐに、オークションで売ってしまえば、ボクの出費は多くは無かったはずだが、不在が多いとネットオークションの出品は無理である。どうしようかなと思っているうちに、年末から春にかけて、画素数は普通に1000万画素を超え、魅力的な新製品は値段的にもかなり安くなってきた。
のぞいてみたが、ヤフオクでもこのクラスのカメラは出品されていない、いまさら、出品しても買いたたかれるのがオチである。
売り時を逸してしまった訳なのだが、このカメラ自体が使い物にならない、というわけではない。ボク自身は一眼レフシステムをキャノンで構成しているのでオリンパスをシステムに加えるのは合理的でないのだけれど、全然別の用途で使ってみようかと思った。
このE500というカメラは特別なカメラでもある。使っている撮像素子が最後の
コダック製 CCDであるということだ。
コダック ブルー
このCCDで撮った映像は独特の発色をすることから特定のファンがいる。もちろん、デジタルだから、撮影後に画像処理をすれば、ある程度色は変えることができるのだけれど。撮影したまんまでも、コダックの色がでているのだという。
そして、この撮像素子がCCDであるということも、気に掛かっていた。
CCDとCMOS
CCDの方がノイズが少ないが、高画素にするにはCMOSの方が構造上優れていることから、最近の新しいカメラはCMOSの方が増えている。ちなみに、キャノンはすべてCMOSになっている。
そこで、ボク考えた。
コダック素子最後のCCD一眼レフを使う。CCDの特色である高感度でのノイズの少なさを生かしたらどうかな!
それなら、ピンホールレンズはどうだろう。
ただひとつ困ったことがあった。
オリンパスの一眼レフはフォーサースというレンズマウントでほかの一眼レフよりも撮像素子が小さい。そして、キャノン、ニコンほどには売れていない。そこで、市販されているケンコー ピンホールレンズにはオリンパスの一眼レフカメラにあうマウントが用意されていなかった。
先日ブログにのせたのはピンホールレンズをキャノンEOS キスデジXに付けて撮ったものだ。
ピンホールレンズが手に入ったので、早速ためしたのだが、その時点では、あの方法ならオリンパスでピンホールレンズが使えるのでは?と思って、ある部品を待っていた。その部品が昨日の夜に手に入った。
使えるのだ!!
その組み合わせを発見して、早速試してみた。
トップの画像は、キスデジXと同じ条件(撮影日は違うけど)で撮った家の玄関、
ISO800 1/5秒で手持ち。
すこし、露出が違うけれども、フィルムでいうところの粒状性はコダックCCDの方がボクの好みだ。
徳ちゃんのご要望で、モノクロにしてみたが、階調もなかなかいい感じがする。
RAWで撮影して、追い込んだら、もっと豊かな感じが出ると思う。
そして、発色は全くいじっていない状態で、こんな感じ。
コダックのエクタクロームの発色を思い出した。
ところで、この写真は近くの公園の椿を撮ったものだが、風が強かったので、盛大に被写体ぶれが起こっている。
でも、空の中に、うっすらと白いものが見えると思う。これは月なんだ。ピンホールレンズというのは距離の調整がない。遠くから近くまで、すべてのところにピントが合う。(ピントと解像度とはちがうからね)
ライカ版に換算して85mmくらい。
どちらかというと望遠寄りの画角なのだけれど、目前の椿から、天空の月まで、ピントが合うというのはピンホールレンズのおもしろいところだと思っている。
モノクロやっぱりえーじゃないですか。
レトローな感じが出てますぜ。
僕は、エクタクロームの発色は好きじゃなかったなぁ。やっぱりコダクロームでした。いつからポジフィルムで写真とってないか判りません。ちょっと、さみしいですねぇ。現像が上がってきたときの、あのドキドキ感は良かったのに…。