リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

老後のふたり考

2007-01-31 10:03:35 | アユの流し目/雑記帳
刺激的なタイトルはともすれば、それのみで一人歩きを始める。

愛媛在住の諸氏へ。
以下の記事、詳報のありやなしや?

老後に夫と同居→妻の死亡確率2倍(朝日新聞) - goo ニュース

☆テキスト版

老後に夫と同居→妻の死亡確率2倍
2007年1月29日(月)03:03

* 朝日新聞

 老後に夫と暮らすと、妻の死亡リスクが約2倍に高まる――。そんな調査結果を発表した愛媛県総合保健協会の藤本弘一郎医長が愛媛医学会賞に選ばれ、28日に松山市で授賞式があった。藤本医長は「夫が日常生活の多くを妻に依存している高齢者が多く、肉体的にも精神的にも妻には夫の存在が負担になっている」と指摘している。

 調査では、96~98年に松山市に隣接する旧重信町(現・東温市)で、60~84歳の男女約3100人に配偶者の有無や喫煙習慣、糖尿病や高血圧の治療歴など17項目を答えてもらった。

 約5年後の01~02年に対象者の生死を確認。調査中に死亡した男女計約200人と生存していた約2900人を比べ、配偶者の有無などが死亡に与えた影響を60~74歳と75~84歳(いずれも96~98年当時)で分析した。

 その結果、75~84歳では、女性は夫がいる方が、いない場合に比べて死亡リスクが2.02倍に高まった。一方、男性は妻がいる場合、いない場合に比べて0.46倍に下がっていた。60~74歳でも同様の傾向が見られたという。

 藤本医長は「夫の依存が妻に負担をかけている一方で、妻に先立たれると夫は身の回りのことを助けてくれる存在を失い、逆に死ぬ危険性が高まる。夫が家事などを覚えて自立することが大切だ」と話す。
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5 コメント

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同居人には見せられない (ジイサンかんとく)
2007-02-01 07:57:58
地域差、年収などにもよるとおもいますが、今後ジイサンいじめが加速しないか、とシンパイです。
私は、10年前から寝室、朝食、TVも別にして極力相手に負担をかけないようにして自衛をはかっています。
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地域性という問題 (ニイムラ)
2007-02-01 12:12:22
温泉郡という場所と東京都内という条件はずいぶんと違うと思います。
 同様な調査を都会で行ったらどうなりますかね。地域のコミュニティーとの係わりとか、条件の設定によっても結果はずいぶんと変わってくると思います。
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超母集団 (世界的教養人)
2007-02-02 14:36:42
このような調査の多くは、地方自治体が住民を対象(通常40歳以上)に行う住民サービス(一部有料の場合が多い)としての健康診断のデータを使います。この藤本Dr.の調査は、私の勤務先と重信町(当時)が行った住民の健康診断の問診票(書き漏らしがけっこうある)と結果のデータを使ったものです。町が指定した検診日に、特定の場所(町の保健センターなど)に住民の意思で自力で来た人が対象です。ですから、入院していたり、寝たきりだったり、自分の健康に関心の薄い人や、企業や病院で健康診断、管理を受けている人(まれに二重受診する人もいるかもしれない)などは対象とはなりません。つまり、ランダムサンプリングではありません。その点は割り引いて考える必要があります。公衆衛生の分野では、このようなランダムでないサンプルを使った調査はよく行われるようで、超母集団と呼ぶのだそうです。
重信町は、田舎の部分もありますが、比較的土地代が安いので、以前から松山市への通勤サラリーマンの住宅地が急速に増えています。M大先生や、我が師匠K先生も新住民の仲間です。東温市ということになると、Y先生もそうです。
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標本の3名 (ニイムラ)
2007-02-05 19:44:16
ボクもどなたか判るけど、スゲーわかりにくい標本群。?超母集団だから個別のことはいいのかな。
 ただ、この研究はどの程度全国的に評価されて愛媛で賞をもらったのかね。
 タイトルの面白さだけなら、世界のおもしろニュースくらいにはなったと思うけど、受賞したというニュースで初めて知った。研究の内容を尋ねたのは、研究内容を発表者などから検索しても見つからなかったからなのだ。
 ホントにスゴイ研究だったの?ということです。
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超母集団 2 (世界的教養人)
2007-02-07 12:27:00
個人名をあげた3名が標本の中に含まれていたかどうかは不明です。掲載誌は、愛媛医学です。まあ、愛媛県の医師の内輪の機関誌? なのでしょうか? 全国的な評価は、私は知りません。ちゃんとしたものなら学会誌にでも出すのではないでしょうか。集団検診のデータはコンピュータにも入っているので、ささっと1本書くには便利なのでしょう。それ以上は知りません。
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