リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

瓢箪鯰

2007-05-26 20:25:59 | 琵琶湖”逍遙”撮影記
 消費者が水田の生産者を訪問する。その場所での子供らの田植え。そんなイベントの撮影に行った。

 田植えの準備を見ていると、おじいさんが大きな手網を持って自転車で通りかかった。何だろうと追いかけることにした。

 近くの田んぼの前で追いついた。見ると、田んぼにはナマズがいた。
まさに産卵の真っ盛り(産卵はビデオでとっているのだ)慌てて、カメラを廻した。おじいさんは排水のパイプの下に網を構えてのんびりと見ている。

 この田んぼ、おじさんのとこのですか?違うという。
通りかかったらナマズがいたので、網を持ってきたのだそうだ。

 ナマズ食べるのですか? 食べないという。捕まえて水路に逃がすという。

見ている内に、1匹のオスがメスから離れて、排水路に向かってきた。

 ドボンと網にナマズが落ちた。

 ほれ!そう言っておじいさんは網をあげて、ボクに向かってナマズを見せた。

 雨で田んぼにナマズが来て産卵する。それを人間が網で掬う。
イヤー。シナリオ通りにことが運んだ。

随分と協力的なおじいさんだなぁ。

 ところで、どこかでお会いした覚えのある方だった。
自転車で去っていく後ろ姿を見ていて、思い出した。
DVDの撮影の時、井戸で芋洗いをしてくれた方だった。あの時も、ボクが撮影を終えると、颯爽と自転車に乗ってどこかへ出かけていったっけ!。
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