鳥には余り関心がない。むしろ嫌いなほうで、あつかましい白鳥などは、みんな食ってしまえばいいぐらいに思っている。
我が家のベランダ際にはアキグミが植えてある。家を造ったとき、木を植えようと園芸店に行った。月桂樹、山椒、ブラックベリー、ブルーベリー、そしてハーブを5種類ほど購入した。その時、店の隅っこに、Cの字みたいに曲がった小さな木があった。
アキグミ、とあった。たしか、1500円くらいの値札が付いていたが、値引きしてあって、480円とかだった。
グミなら食べられる実がなるな。たいしたことも考えずに購入して植えておいた。2年ほどして実がなるようになったが、小さな渋い実だった。思っていたのと違っていたのだが、手入れが楽なのでまあいいか、とそのままである。
アキグミはその名の通り、秋に実がなる。冬になっても実が残って、雪の季節にも赤い実が少し残っている。
何気なく、外を見ていた冬の朝のことだ。アキグミの枝に小さな鳥がとまって、アキグミの実をくわえて、飲み込んだ。7年ほど前のことだ。
その時はアキグミに実も少なくて、気がつかないうちに冬も終わってしまった。オレンジ色の身体に、羽には白い紋があった。なんの仲間かな。
その後、蓑虫の大発生があって、全く実のならない2年があったが4年前からは実がなっている。
朝、その鳥が来るのが楽しみになった。用心深くやって来て一つだけ、赤い実をくわえる。小さな鳥にはそれで十分なのか、飲み込むと小さく鳴いて飛び立つのだった。
1昨年。ベランダを改修した。その時に工事にじゃまになるので、アキグミは根元から切られた。友人の大工は「大丈夫、この木はすぐに生えてくる」と言った。
その年の冬のことだ、アキグミの枝は伸びてきたが、実が生るほどには回復して来なかった。
何気なく、その枝をみていると。鳥が来た。切り株からはえた細い枝にとまり、呆然としているようにみえた。しばし、きょろきょろしていたが、やがて、その鳥は去っていった。
次の年、つまり昨年だが、アキグミの枝は茂ってきたが実はあまり生らなかった。そして、わずかばかりの赤い実も、すぐに 煩いヒヨ共に食われてなくなってしまった。
小さな鳥は冬の渡り鳥なのだろう。と、言うことは2年続けて実が生らなかった、ボクの庭のことは忘れてしまっただろうな。そんな風に思っていた。
今朝のことだ。
鳥が、飛んでくるのが見えた。あの姿だった。いそいで、カメラを用意して記録した。窓が汚れている上にペアガラスで斜めからなので、よく写っていない。どうにか、撮影して確認してみて、その鳥の名前がわかった。
オレンジの身体。緑ががかった羽に白い紋。
そうか、君はジョウビタキだったんだね。大陸から渡ってくるんだ。
小鳥は、美味しそうに、アキグミを飲み込んだ。この庭に渡ってくる同じ鳥であるかどうかはわからない。寿命などを考えたら、たまたま現れた同じ種類の鳥である可能性が高いのだが、懐かしい、姿に思えた。
君のために、今年はたくさん。アキグミの実を用意しておいたんだ。
我が家のベランダ際にはアキグミが植えてある。家を造ったとき、木を植えようと園芸店に行った。月桂樹、山椒、ブラックベリー、ブルーベリー、そしてハーブを5種類ほど購入した。その時、店の隅っこに、Cの字みたいに曲がった小さな木があった。
アキグミ、とあった。たしか、1500円くらいの値札が付いていたが、値引きしてあって、480円とかだった。
グミなら食べられる実がなるな。たいしたことも考えずに購入して植えておいた。2年ほどして実がなるようになったが、小さな渋い実だった。思っていたのと違っていたのだが、手入れが楽なのでまあいいか、とそのままである。
アキグミはその名の通り、秋に実がなる。冬になっても実が残って、雪の季節にも赤い実が少し残っている。
何気なく、外を見ていた冬の朝のことだ。アキグミの枝に小さな鳥がとまって、アキグミの実をくわえて、飲み込んだ。7年ほど前のことだ。
その時はアキグミに実も少なくて、気がつかないうちに冬も終わってしまった。オレンジ色の身体に、羽には白い紋があった。なんの仲間かな。
その後、蓑虫の大発生があって、全く実のならない2年があったが4年前からは実がなっている。
朝、その鳥が来るのが楽しみになった。用心深くやって来て一つだけ、赤い実をくわえる。小さな鳥にはそれで十分なのか、飲み込むと小さく鳴いて飛び立つのだった。
1昨年。ベランダを改修した。その時に工事にじゃまになるので、アキグミは根元から切られた。友人の大工は「大丈夫、この木はすぐに生えてくる」と言った。
その年の冬のことだ、アキグミの枝は伸びてきたが、実が生るほどには回復して来なかった。
何気なく、その枝をみていると。鳥が来た。切り株からはえた細い枝にとまり、呆然としているようにみえた。しばし、きょろきょろしていたが、やがて、その鳥は去っていった。
次の年、つまり昨年だが、アキグミの枝は茂ってきたが実はあまり生らなかった。そして、わずかばかりの赤い実も、すぐに 煩いヒヨ共に食われてなくなってしまった。
小さな鳥は冬の渡り鳥なのだろう。と、言うことは2年続けて実が生らなかった、ボクの庭のことは忘れてしまっただろうな。そんな風に思っていた。
今朝のことだ。
鳥が、飛んでくるのが見えた。あの姿だった。いそいで、カメラを用意して記録した。窓が汚れている上にペアガラスで斜めからなので、よく写っていない。どうにか、撮影して確認してみて、その鳥の名前がわかった。
オレンジの身体。緑ががかった羽に白い紋。
そうか、君はジョウビタキだったんだね。大陸から渡ってくるんだ。
小鳥は、美味しそうに、アキグミを飲み込んだ。この庭に渡ってくる同じ鳥であるかどうかはわからない。寿命などを考えたら、たまたま現れた同じ種類の鳥である可能性が高いのだが、懐かしい、姿に思えた。
君のために、今年はたくさん。アキグミの実を用意しておいたんだ。
当然な事だが魚より自由に飛び回れる鳥は行動範囲が広い。まず間違いなく近所の庭はすべて回ってくんでしょうね。
我が家では大飢饉に備えて食べられる植物や薬になる植物を植える様にしているが中には人様が食べたり出来ない植物もある。しかし,鳥等が来て身を食べてくものも有るからそのまま残してある。
紅茶の入れ方(リーフティ)では「人数分プラス1」の量をスプーンでポットの入れる。この「プラス1」は確かポットの為の「プラス1」だったと思う。
このような考え方で1軒に1本づつ鳥の食用になる植物が植えられているとより豊かな自然を感じられるんじゃないかな。
再確認しました。。