勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

疎開日記6ーヨガとは?

2021-05-03 12:43:18 | 日記
日本とタイは共通する点が多い。ヨガも同じで、タイでも日本でも、ヨガは若い女性がやるフィットネスと思っている人が多い。現実にヨガの先生の大半もポーズしか教えられない先生が多い。アメリカも似たようなものだが、ヨガをする男性ももう少し多いし、ポーズ以外を教える先生もタイや日本より多い。


過去12年間、中国、日本、アメリカ、タイで出会ったヨガの先生たちは(4人)はちょっと違っていた。もちろん少数派だが、ポーズ以外に瞑想、呼吸法、ヨガ哲学、インド哲学もきちんと教えていた。

タイは、仏教国で、男性は、すべて1度出家することになっているらしい。でも法律はないのでの、果たして全人口のどのくらいが出家しているのだろう。




タイの雑誌WISEによると
『仏教国タイには、男性は生涯に一度、仏門に入るという習わしがあります。
出家した後に結婚し、家庭を持つことを幸せとし、両親は息子の幸せを願いながら送り出すのだそう。また、昨今では出家をしないという選択肢も増えつつありますが、出家によって父母が死後に天国に行けるという親孝行の意味も込められています。
出家期間は雨季の2週間〜3カ月。』WISE(https://www.wisebk.com/tips/674-4/)

タイは、ヴィパサナ瞑想の10日間の修行で、7、8度お世話になっている。ただ参加者の多くは、50代から70代で、若者は比較的少ない。オンラインでタイ人と外国人向けに瞑想ワークショップをやっていた時期があるが、タイ人のヨガの先生やタイ人の若い層は、瞑想に興味を示さない。タイ人のヨガの先生にポーズだけなく、哲学、瞑想等をオンラインで教えてはどうかと提案してもいい返事は、帰ってこない。ヨガは、ポーズだけでなく、哲学、瞑想、呼吸法等総合的な精神修行であるとは、思っていないようだ。

まだ結論には至らないが、タイ人のヨガの先生たちは、あまり哲学に興味がない。仏教に興味があれば、ヨガ哲学と仏教の共通点があり、興味を持つはずだが。バンコックでサンスクリト語の先生を探したが、大学の先生が、一人だけ。お忙しくて個人指導は、断られた。インドのヨガや哲学の経典を読むには、サンスクリト語は不可欠。以前から入門コースや幾つか講座を受講したが、今だに初心者。仏教の経典は、パーリー語。

コロナウイルスで、ゆるいロックダウンになり、ヨガのポーズのクラスは、オンラインが流行っている。ヨガのポーズは、オンラインでは、少数でない限り、向かないと思うが、瞑想や哲学は、オンラインでも十分にやれる。お世話になっている実力派のヨガの先生にこの時期にこそ、一番必要ではないかと話したが、どうもやりたくないようだ。自信がないのと教えた経験がないからだろう。

まだ、どうしてやらないのか、わからないのが、現実。

どうして、哲学や瞑想への興味が薄いのか、取材や調査をしてから、詳しく書きたい。




インドの古典ウパニシャッド。


瞑想入門にお薦めの本



インドのアシュラムでの朝のプージャ