ソウルの地下鉄車輌は、日立製だった

1985年、ソウルの地下鉄１号線（最初の地下鉄）に乗った。
見ると、車輌は「日立車輌」のプレートがついた「日本製」だった。
実は当時、1965年締結の「日韓条約、経済協力協定」の有償・無償供与（金）によるものと思っていた。そう思い込んで、そのままにしていた。

ところが、改めて最近ネット上で見ると、「よど号ハイジャック事件」がらみの「政治的背景」でできたと書かれたサイトがあった。この事件では、最初ハイジャック機は、金浦空港に着陸して、実行者たちに「平壌空港」と想わせるだまし作戦を行った。当然、日本政府・当局が韓国政府に依頼して試みた、だまし作戦だった…。政府、政治家が人質乗客を降ろした身代わりに乗り込んで再度、平壌に向かうことになった。


＝現在の金浦空港国際ターミナル　2011．03

──主にウィキペディア日本語版から──

ソウル地下鉄１号線
よど号ハイジャック事件を契機に、交通部長官の白善の申し入れにより、日本からのODAと技術協力を得て、日本の地下鉄で見られる直流1500v・剛体架線式で1974年に1号線が開通（ソウル駅─清涼里駅）、鉄道庁（現・韓国鉄道公社）広域電鉄との相互直通乗入れも開始した。

完成式当日、朴正煕大統領が朝鮮総連の指示を受けた在日韓国人に狙撃され夫人が死亡するという文世光事件が起こる。

文世光事件（ムン・セグァンじけん、문세광 사건）は、1974年8月15日に元大韓民国（韓国）大統領・朴正煕の夫人、陸英修など2名が在日韓国人の文世光（ムン・セグァン、문세광、日本名：南条世光（なんじょう せいこう、1951年12月26日 - 1974年12月20日）に射殺された事件である。この日は日本からの解放記念日である光復節の祝賀行事がソウルの国立劇場であり、朴大統領夫妻がその行事に出席している時の出来事であった。

よど号ハイジャック事件（よどごうハイジャックじけん）は、1970年3月31日に共産主義者同盟赤軍派が起こした日本航空便ハイジャック事件。日本における最初のハイジャック事件である。

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乗った地下鉄車輌に、その時代の政治の奇妙なからみがある。モノクロのニュースフィルムに映し出される、そういう日韓時代が、つい30年前まで続いていた。