日韓往来 [Journal Korea]

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「現在──過去・未来」

政治と運動が「少女像」を象徴に「慰安婦」を利用していないか

2017-01-10 10:44:23 | 韓国・見聞
朝鮮日報が現時点を整理している。(下)
釜山の「少女像」設置騒動から大統領選、財団合意そのもの、日韓の過去問題まで・・・。

被害者不在でものをいっているのが、「慰安婦」運動と大統領選を有利にしたい政党、運動ではないか。
日本で政府もふくめて実施したアジア女性基金で支給と医療・福祉事業の結果を出した。その終了07年から10年が経つ。そしてできた05年韓国財団。政府間で収拾していった。

いままた、「慰安婦」被害者をとりまいて、だれがなにをしようとしているのか。
あっというまに、朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾問題。政権転換ができるかどうかとなる。そのために「慰安婦」「少女像」つまり「反日」カードを取り合っているように見える。
次期大統領と「少女像」──「慰安婦」被害者不在、ほとんど無視されていないか。

実際は、被害者の多くと遺族たちが、韓国財団の支給を受けようと意思表示し、現に支給が始まっている。痛みと衰弱を抱えて自ら決めようとしている。阻害し利用しようとする非を非という「ろうそく」は見えない・・・。

引用 写真は韓国財団発足会議・聯合
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記事入力 : 2017/01/09 09:20 朝鮮日報
慰安婦:韓日関係改善、日本に反省を求める韓国大統領選有力候補者たち

 近く行われる次期韓国大統領選の有力候補は、釜山の日本総領事館前に建てられた少女像問題が波紋を呼ぶ中、韓日慰安婦合意(12・28合意)の再交渉が必要だとの立場を示している。

 有力候補のうち、野党共に民主党の文在寅(ムン・ジェイン)前代表らは、合意自体に問題があるとして、新たな交渉を行うべきだと主張。これに対し、潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は、問題が両国間の外交事項である点から再交渉には「現実的アプローチ」を図るべきだとしている点でややトーンが異なる。既に設置された少女像については、出馬予想候補全員の陣営が「建てられた以上維持すべきだ」との意見だった。このほか、悪化した韓日関係の解決法に関する意見はさまざまだった。

■文在寅「外交の積弊」、潘基文「再交渉は可能」

 文前代表は「朴槿恵(パク・クンヘ)政権の慰安婦合意は代表的な外交の積弊だった。日本がすべきことは法的責任を認め、公式に謝罪することであり、それを明確にする新たな交渉が必要だ」と述べた。現政権による慰安婦合意を「積弊」と位置づけ、日本とゼロから再交渉すべきだとの意見だ。

 潘前事務総長は事情が複雑だ。国連事務総長在任中の昨年、韓日慰安婦合意について、朴大統領と電話会談し、「朴大統領がビジョンを抱き、正しい英断を下したことを歴史が高く評価するはずだ。国交正常化50周年を迎える前に今回の交渉が妥結したことは非常に幸いだと思う」と発言している。しかし、それを非難する世論が巻き起こると、昨年3月に慰安婦被害者の女性らと会見した席上、「解決に向けた前向きな措置という意味で歓迎したもので、完全に解決されたものではないと思う」と述べた。

 潘前事務総長の陣営関係者は、本紙の電話取材に対し、「帰国もしていないため、大統領候補としての再交渉の主張はまだない。ただ当時の合意が慰安婦被害者の立場を十分に反映していないため、再交渉を行うべきだとする国内世論をよく理解している」と語った。当時の慰安婦合意は一歩進んだものだが、「完成品」ではなかったため、追加交渉は可能だとの立場だ。

 このほか、李在明(イ・ジェミョン)城南市長、国民の党の安哲秀(アン・チョルス)国会議員、安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、南景弼(ナム・ギョンピル)京畿道知事はいずれも慰安婦合意の無効化または再交渉を主張した。ただ、「正しい政党」のユ・スンミン国会議員は「合意に至ったため、再交渉が非常に難しいのが現実だが、次期政権は再交渉に取り組むべきだ」と述べた。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者 , イ・ミンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

つづき◆
記事入力 : 2017/01/09 09:20
慰安婦:韓日関係改善、日本に反省を求める韓国大統領選有力候補者たち

■設置済みの少女像「維持すべき」

 大統領選候補らは「設置済みの少女像の撤去は現実的に不可能だ」と異口同音に述べた。文前代表は「少女像は生きた歴史教科書であり、真の独立宣言だ」と述べ、潘前総長も「少女像の撤去は当時の合意内容には含まれなかったと把握している」と語った。安議員は「子孫の代まで忘れてはならない歴史的な象徴物として撤去はあり得ない」とした。安忠清南道知事、朴ソウル市長、ユ議員、南京畿道知事も現実的、歴史的な理由で少女像の撤去に反対した。

■解決策にはさまざまな見方

 しかし、今回の事態で悪化した韓日関係に対するアプローチはさまざまだった。ただ、大半が原則論的か日本の態度変化を求めるものだ。文前代表は「隣国に加えた苦痛について、もっと責任を負い、反省し謝罪する姿勢が必要だ」と指摘した。外交官出身者を多数布陣した潘前事務総長陣営は、二国間、多国間の対話を通じた関係改善を解決策として提示した。李城南市長は「安倍首相はどんな選択が日本にとって役立つのか慎重に判断すべきだ」とし、安議員は「譲歩できない歴史問題が経済・安全保障に悪影響を与えないように米中などとの多国間外交で解決していくべきだ」と主張した。朴ソウル市長は「韓国政府が日本との交渉で押されないという原則を固守すべきだ」と発言。ユ議員は「安全保障、経済、歴史問題は最大限切り離して対応するしかない」、南京畿道知事は「日本側の謝罪など追加的かつ真の実践を求める」とそれぞれ述べた。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者 , イ・ミンソク記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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