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日韓往来 [Journal Korea]

いま・ここ・実感から=はらだブログ
「現在──過去・未来」

楷行草 じっと見る。

2009-06-08 23:54:23 | 日々
▽二玄社編集部編「ポケット書道字典[楷行草]」2000年初版
 二玄社は書道関係の専門出版社。この本は文庫判、1000円。王義之、欧陽詢、顔眞卿など名跡を抜き出して配列された「字典」なのだ。配列は著名な「康熙字典」にならっていて、楷書、行書、草書とならぶ。漢字──字のきれいさにぞくっとする。たのしみのひとつ。

 ついでに、いま、近くにある本を列挙してみる。

▽朴裕河、安宇植訳「反日ナショナリズムを超えて──韓国人の反日感情を読み解く」、河出書房新社、2006年初版
 この本の「エピローグ」245ページを読んでいると、「慶福宮」との表記にぶつかった。まず違和感、つぎに「慶は京?」と思い、ずっと前のページにもどってみたら、「景福宮」があって、それで気持ちが落ち着いた。これが正解(漢字の新旧は別として)。
 カバーに、朴さんのいい写真が載っている。

▽三浦國雄「朱子語類」抄、講談社学術文庫、2008
▽小倉紀蔵「韓国語はじめの一歩」ちくま新書、2000
▽宮本常一「宮本常一、アフリカとアジアを歩く」岩波現代文庫、2005第3刷

▽鄭大均「韓国のナショナリズム」岩波現代文庫、2003
 岩波が鄭大均さんの本を出したことに、ちょっと驚いた(収載)。かつての社長、編集部の顔では、この学者の本は出版する対象でなかったように思う。「岩波も変わった」? その記念に買った。
▽田中克彦「言語からみた民族と国家」岩波現代文庫、2001初刷
▽田中克彦「スターリン言語学」精読、岩波現代文庫、2000初刷

▽吉本隆明・赤坂憲雄「天皇制の基層」講談社学術文庫、2003初刷
 去年だったか、NHK3に吉本隆明さんの講演がのったのでびっくり。糸井重里・聞き手、演出もあった。かつて聞いた声、語り口は衰えていなかった。
▽知里幸恵編訳「アイヌ神謡集」岩波文庫、2008第40刷
 NHKの番組の影響で買った。部分録画もある。

▽土本亜理子「やさしさのスイッチが入るとき」三輪書店、2007

▽山田詠美対談集「内面のノンフィクション」文春文庫、2001初刷
▽鷺沢萠「かわいい子には旅をさせるな」角川文庫、2004
 若くして亡くなった。お世話になった縁があった。鷺沢さんの友人が「解説」を書いている。

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