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ブログ版ネクストテクストです。

9月22日(水)

2004-09-23 22:27:51 | 一喜一憂躁鬱日記
朝からのゴルフの授業はいよいよドライバー。ここでDanさんのコメントが。「いいかい。みんなもそうだと思うけど、ゴルフの練習というと、多くの人が打ちっぱなし場に行って、ドライバーの練習に血道をあげてるよね。でもパッティングの練習をどれだけやってる?あるいはアプローチの練習は?おそらくほとんどの人が重視してない。でも考えてみてよ。1ラウンド(18ホール)回るとして、ドライバーを何回使うだろう。たったの14回だよ。だって18ホールのうち4ホールはパー3でドライバーを恐らく使わないものね。逆に何回パターを使う?全ホールを2パットでこなしたと考えても36回も使うんだよ。ドライバーの2.5倍だ。いいかい。ドライバーな練習に時間を割くべきじゃない。スコアを縮めたいなら、パッティングとアプローチに練習の大部分の費やすべきなんだ」。説得力あります。

11時半からのTechnology Strategyの授業で、Stanford大学で行われた講演のビデオを観る。名前は聞き逃したがおそらく高名な経営戦略論の先生(だと思う)のスピーチ。そのなかで面白いくだりがあった。現代の経営に求められるものは何か、という話でこの先生はいくつかキーワードを挙げる。そのなかにImprovisationという言葉が出た。ジャズの世界でよく使われる「即興、アドリブ」という意味である。今の経営に必要なのは「最小限のルール (fewer rules)」と「絶え間ないコミュニケーション (real-time communication)」であると。

ここでジャズが引き合いに出される。ジャズ・ミュージシャンたちはコード等の基本的なルールだけを持ち合い、実際の演奏中に表情(目くばせ等)で互いにコミュニケーションをとりながら、最高の音楽を作り上げる。「ニュー・イヤー・コンサートにベートーベンの交響曲第5番を聴きにいくなら、あなたはこれから聴く音楽がどういうものか、あらかじめ想像がつきますよね。でもジャズのライブを聴きにいったら、それがどういう音楽になるのかは想像がつかないでしょう。それでも彼らは素晴らしい演奏をして観客を熱狂させるのです」。経営をジャズに喩えるとは面白い。つまりプレーヤー各人に求められるのは「アドリブがきくこと」ってことか。お笑い芸人に求められる資質と同じだな。

Toさん、ヘンリー、アルバロ(後の二人はペルー出身)たちと遅い昼食。近くの食堂で不味いトマトパスタ。慣れてくると不味いのも気にならなくなる。「この夏休みにペルー旅行をしたよ」というとヘンリーもアルバロも驚きつつ喜んでくれ、いろいろと質問される。「どこに行ったんだ」「危ない目には遭わなかったか」「ペルー人はどうだった」「フライトは遅れなかったか」。たしかに立場が反対だったら私も同じような質問をするのかも。

昼食後自習をして、午後7時に帰宅。夕食後不覚にもソファーで朝まで寝てしまった。

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