ソーラーフロンティアは、ソーラーフロンティア・ヨーロッパとして「PVサイクル」(英名:PVCycle、本社:ベルギーブリュッセル州)に加盟しました。
「PVサイクル」は、耐用年数を超えた太陽電池モジュールの回収・リサイクルの推進を目的として2007年に欧州で設立された団体で、主にリサイクル処理の低コスト化へ向けた活動、および太陽電池モジュールの所有者、施工業者、販売業者などへ向けた情報発信を実施している。同社は、本年4月に設立したドイツの販売子会社を中心に、欧州におけるCIS太陽電池モジュールのリサイクル活動に協力する。
また、日本においては、ソーラーフロンティアの親会社である昭和シェル石油が、7 月より北九州産業学術推進機構が中核となって進める国内初の太陽電池システムに関するリサイクル処理技術の共同研究事業に参加した。
同プロジェクトは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「太陽光発電システム次世代高性能技術開発プロジェクト」の一貫であり、太陽光発電システム構成部材から有価物を低コストで回収する技術の開発、および、広域を対象に太陽光発電システムのリサイクルを制度化あるいは促進するための法制度の研究を目的としている。
昭和シェル石油は、主に太陽電池システムの汎用リサイクル処理技術開発のための基本ツール整備と技術指導および全般の開発支援を行う予定。