日本四人将棋連盟

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王双戦 幻となった1局

2021年10月27日 | コラム
王双戦 第13局。
シリーズ終盤で事件が起きた。

4人が揃って開局直後に、再対局が言い渡される。運営の準備不十分の為だ。

普段なら、すぐに対局を中断して再対局を始める場面。
しかし、この対局は中断せずに続いた。
60手に及ぶ熱戦。しかし無効試合となった、幻の1局だ。

観戦記

序盤は静かな出だしでしたが、1手1手の駆け引きが続きます。
ひょうすべさんが8七銀。一見、挟まれたMantaさんが危ないようですが…

みずにゅー初段が8二銀と噛みつく。
ダブルスはペア戦なので、Mantaさんをサポートに行きます。
Mantaさん集中攻撃の構図から、隣同士で睨み合う戦いになりました。



お互いに悪手は出ませんが、Manta陣営は徐々に悪くなります。
対して、サムライ&ひょうすべペアへは手がつかない。

みずにゅー&Mantaペアは最後まで粘り続けましたが、
ひょうすべさんが、60手目で見事に討ち取りました。

60手は、公式戦であれば過去最長手数。
大熱戦の1局があったことを、ここに記録します。
尚、再対局では勝利ペアがひっくり返り、こちらも熱い1局でした。

王双戦も残すところ1局!


いよいよ明日、最終局が行われます。
優勝候補は、大池雷帝とみずにゅー初段の直接対決。
全参加者の成績も再計算され確定します!
どちらが王双の称号を掴むか、ご期待ください!


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