久々に会う。
立ち話よりもちゃんと会うのは、約半年ぶりか。
おすすめだと言うモツ鍋屋。
腰を落ち着けて、近況についてとか話す。
しばらくして、鍋も煮えてきた頃。
「言おうか、どうしようか迷ってたんだけど・・・」
と突然話し出す。
「手術することになった。」
「喉のところを・・・」
「6月くらいに。」
びっくりした。
「病名を聞くとみんなびっくりする。」
と言うので、ああ、あれなんだ、と思って、声には出さずに頷くだけにした。
相当不安になってるかと思って少し聞いてみたけど、
最初は本人もびっくりしたけど、今はもう峠は越して、なるようになるさ、という感じらしい。
そうは言ってもかなり不安になっただろうし、今も元気に振る舞っているけど時々不安になる時もあると思う。
何か元気づけるような事を言ってあげたくて、できるだけやってみたけど、たぶんうまく行かなかった。
こういう時になんて言っていいかよくわからなくて、正直頭が真っ白になった。
帰宅して、風呂に入って、少し落ち着いてみて思う。
「何があっても俺は離れないでそばにいる」ってことを伝えるべきかもしれない。
手術に関しては、もう祈ることしか出来ない。
だから、俺にできることは限られるし、そもそも何かできると考える方が間違ってると思う。
でも、もし不安を軽くすることができるなら、してあげたい。
・・・ただのおせっかいだろうか?
ちょっと頭を冷やそうと思う。