映画「インビクタスー負けざる者たち」を観て今の日本に思うこと

街中がどんより、天気も雨で、こうなんかスカッとさせてくれる映画が観たくて
テレビでどなたかが薦めていた「インビクタス」借りてきました

クリントイーストウッド監督、2010年作。
アパルトヘイトが撤廃されたばかりの南アフリカで
黒人初となったマンデラ大統領が人種や経済格差をまとめるため
自国開催のラグビーワールドカップで優勝することを大命題に
力を注ぐ実話ストーリー。

ラグビーワールドカップでまだ弱かった南アフリカチームが優勝できるかどうかをベースに
マンデラ大統領がいかにして国家を導いていくかが描かれている。

やっぱりね、国家の指導者というのは肩書の前に人として敬えるかどうかだと改めて身に沁みました。
ただ熱量が高いんじゃダメなんです。
どのような状況においても大きな器で包み込んで冷静に諭し、それでいて力強い。
発する言葉のすべてが魂を浄化させてくれるような、この人についていけば間違いないと
信じさせてくれる。

国家のため、国民ために生きることこそ我が道だと個を捨てる決意をもった指導者、
かつての日本にもそういう政治家、官僚がいたと思うんですが、
見当たらなくなりました

あるいはいるけど、上に押さえつけられて出てこれないんでしょうか。

今の日本に是非とも現れて欲しい。
渇望します

これまでにない大胆な経済政策「108兆円」、私たち騙されてるみたいなんですが

まーたやっちゃいましたね。
今日話題になっているのが
星野源さんの「うちで踊ろう」演奏動画に乗っかって
安倍首相が「家にいてね」アピールした動画。

各界から歌や踊り、香取慎吾さんは絵で参加するなどで
一気に広がっていたところ
突然、安倍首相のくつろぎシリーズがアップされて
賛否炎上

記事では賛否と書いているが
どう考えても「賛」は身内、ほぼ「否」でしょうね。

大阪の吉村府知事が「吉村寝ろ」とツイッターで労われているのを見ていないのか。
こういう時は寝る間もなく対応に追われる図が必要なのに

自宅と思われる場所で犬に顔舐められる、紅茶のむ、本読む、テレビのリモコンボタン押す
という対局の図を発信してしまうというピントのズレ方。

またあのマスクさんの案なんでしょうかね。
首相、いい加減他の人材を探した方が良いですわ。

本題は例のコロナ政策「108兆円」。
経済評論家の佐藤治彦さんやほかの経済ジャーナリストたちがそう突っ込みしてますが
108兆円は「見せかけ」だそうで。
驚きは去年の台風19号の災害復興対策金が入っていたり
「JAPANブランド育成支援事業」だの「酒類海外展開事業」だの
はい？？となるようなコロナに全く関係ない事業予算をかき集めて
コロナ政策に入れちゃって「108兆円」と謳っているのだとか。

本当に国がコロナ対策のために出すお金は14兆5000憶円。
ほとんどの人が対象にならない30万円の給付金、例のマスク466憶円がこの中に入る訳ですね。

108兆円って半端な数字と思っていたら
トランプ氏が2兆ドル規模の政策を打ち出したから
１兆ドルって海外にアピールしたかったんでないかと言われてる。

この期に及んで海外アピール？だとしたら
日本国民として悲しくなる

国会議員の給与は月額129.4万円、ボーナス年間635万円で
平均年収2,188万円。

たけしさんもおっしゃっていましたが国会議員の給与をなんとかしろという思いになりますよね

おまぬけコロナ政策で批判続き、発案は安倍首相のスピーチライター

アベノマスクと妙名されたマスク政策は強烈で今や海外でも嘲笑の的。
日本国民として恥ずかしいよー

ちっちゃこいと指摘され一回り大きくしたマスクで国会答弁

ようやく出てきた具体的政策が布マスク１世帯2枚を200憶かけて製作してプラス送料かけて配布。
一体誰が考えたんだ、周りは首相に進言しなかったのか、皆さん思ったことでしょう。

どうもマスクチームなるものがあるらしい。
メンバーは厚生労働、経済産業、総務各省から集め約40人編成。
この時期にマスクオンリーのチームってどんだけ人が余っているのかが驚きだったけれど
やっぱりお勉強できるのとお仕事できるのとは全く次元が違うのね
と妙に納得していたところ

このマスク案、経産省出身の官僚の提案。
「首相、マスクを配布すれば国民の不安がパッとなくなりますよ！」と言われ即実行となった。
そしてこの経産省の官僚とは
「安倍官邸の最高権力者」と各省庁で恐れられている今井首相補佐官。

今井補佐官は第一次安倍政権のころから秘書官として働き
安倍さんが病気で退陣した後も寄り添い
復活した第二次政権では補佐官に任命され、スピーチライターも務めている。
今や安倍政権の政策は今井氏がすべてを決めているとも言われ
外交も外務省をすっと飛ばして経産省、
厚労も厚労省をすっとばして経産省、
その他の省庁政策も最終的に経産省と。

経験値も知識も不十分なまま政策を決めるから
何をやっても上手くいかない。

今回のマスク騒動も人口を世帯数で割ったら2.24人になるから
１世帯2枚でいいよね、という単純計算で
いかにも柔軟性ない経産省の人間が考えそう。

関係省庁40人が集まっても今井氏の一言で決まるから
残り39人の内何人かは「おかしくない？」と思っても
だんまりするしかない。

国民民主党の原口議員が厚労省の役人に
「布製マスクはWHOが効果がないと言っているのに
それを税金使って配布って問題じゃないですか。
厚労省はそれでいいのか。」
と詰め寄ったところ
「我々は一言も布製のマスクに予防効果があると言ったことはない」
と若手の厚労担当者がふてくされた感じで答えてましたよ。

経産省の今井氏が怪僧ラスプーチンがごとく安倍首相に影響を与えているとすると、今の政権が第一優先にするのは国民の安全より経済指数。

習近平氏の来日延期が決まるまで中国の入国制限をしなかった。

オリンピックの延期が決まるまで東京の感染者数を増加させたくなかった。

緊急事態宣言を出せば経済的打撃が大きいからできることなら出したくない。

これまでのコロナ対応でおかしいと疑問に思っていたことの謎解きができますわ。

追伸

今東京都で感染者120人、過去最多のニュース速報

昨日小池都知事の会見で非常事態宣言が出た場合の具体的な内容が提示されたり、アパホテルが軽症者の受け入れ要請を了承した報道が出たので、近々で宣言が出るのではないか、と思ってます。

緊急事態宣言は出ない？

今日から4月1日、新年度でありながらこのどんよりした雰囲気は参りますな。

届いた方も居るかと思いますが、今日緊急事態宣言が出ると言うチェーンメールが送信されてましたよね

私は友人から慌てた感じで送られてきたんですが、ガセだとわかりつつ、こう言う時期不安な気持ちでいると信じてしまう場合もある。

ロシアではプーチン大統領が市民を家から出さないようライオンを街中に放ったと言う情報が流れて信じないだろうと思いきや、これが意外と広まった。

ロシア政府の女性報道官がわざわざ会見で否定することになったけれど、ユニークだったのが

「国民の皆さん周知の通り放つとしたらロシアの場合ライオンではなくクマです」

こういう時こそのユーモアでさすがロシア。

さて、日本では本当のところ緊急事態宣言が出るのか出ないのか。

何せ経済支援の政策がまとまってないから出し渋り状態。

一斉休校を強行して大批判がきたものだから二の舞はせずと必死に現状を見ないフリしてますが、今東京の感染源が夜営業の店に集中している訳だから宣言を出して休業してもらうしかない。

死活問題と言うが、私が気になっているのが、接客している従業員側の感染報告が全く上がってこないこと。

どう思います？お客側だけ感染者が出ているのは不自然ではないですか。

店側は従業員の感染隠しをしているのではないかと疑ってしまうのですよ。自粛しているバーやクラブもありますが、そうでない店には強制的に閉めてもらうしかないのではないかと。

緊急事態宣言、まさかと思うが、オリンピックの延期日程が決まったから出したくない、なんてことがないように、もう腹決めた方が良い