今や一般人となった黒川元検事長。
しかし世論ではまだまだ時の人。
国会では黒川氏への「訓告処分」について森法相の説明がブレブレなもんだから
野党含めて世間の追及が止まらない。
5/25の法務委員会では
共産党の山添議員から
「訓告とはどういう時に行うものか。」と問われ
答えに窮してあんちょこ待ち。
時間制限あるから
「速記を止めろ!」「速記を止めろ!」状態
担当官僚からやっとあんちょこが届いて必死に読み上げ答弁。
「訓告とは、職員の責任を自覚させ、将来における服務の源泉、職務遂行の適正を確保するものであり。。。」
はい、つっこまれました。
山添議員
「将来って、黒川氏はすでに辞表を出してるじゃないですか!!
全然当てはまらないじゃないですか!」
この後はごちゃごちゃっとなって終わり。
5/26の委員会では、
「黒川氏の賭け麻雀は1000点100円という高額レートでなかったので懲戒に当たらない」
と答弁したことに対して
国民民主党の後藤議員がつっこむ。
「2017年に陸自隊員の19人が(すごい人数)賭け麻雀で懲戒処分になってる。
防衛省、その時のレートを述べて下さい。」
防衛省広報官
「1,000点100円です。」
後藤議員
「同じレートじゃないですか!!」
とにかく毎回毎回こんな感じで
全体的にヨレヨレした雰囲気になってきてしまった。
官邸もひどい。
まるで捨て駒のように矢面に立たせているが
今後も森法相で乗り切っていくつもりなのか。
今週発売された文春、
改めてリーク者とのやりとりについて書いていた。
前号ではただ「産経新聞関係者」としか情報がなかったので
産経新聞内の社会部対政治部の権力闘争が故とか
参加した記者自体が黒川氏をはめたのではないか等々
憶測が各方面で飛びかっていた。
個人的な推測として
検察庁法改正案を断固として阻止したかったのは
誰よりも検察自身だろうから、検察が水面下で動き
賭け麻雀に関わっていない産経新聞社内の人間にリークさせたのでは、と考えていた。
さらに黒川氏の後任は検察推し、官邸が3度総長への道を潰してきた林氏に決まったことで
検察に軍配かと。
ただ、今週号の記事で文春記者がリーク者とやりとりした内容を読むと
またもや違和感が。
はじめのリークは文春への投稿
「話題の黒川検事長が賭け麻雀をして
遊んでます。相手は産経新聞の記者です。」
対面してリークの理由を聞くと
「もし自分が悪いことをしても黒川氏のような人物にだけは調べられたくないから」
検事長がマスコミ関係者と違法の賭け麻雀をやっている、
これが広まれば大変なことになる訳だけど
その重さを全く自覚していないような感じが
賭け麻雀を「遊んでる」って、賭けマーシャンがどんなことを意味するか分かってない?
とても検察が水面下で動いてリークさせたようには思えない。
理由も検察庁法案に対してというより
黒川氏自身に恨みがあるかのような言い回し。
過去よくあった、政治家の愛人が週刊誌に告発する
「あんな人が国会議員なんて許せない」的な雰囲気を醸し出してるような
まぁ文春が正確にリーク者の文言を記事にしているかはわかりません。
ただ、リーク者は女性、しかも割と若い?
あくまで個人的印象に基づく推論です