「北極星に願いをこめて」 (右脳のひらめき)

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占いより当たるゲーム理論

2010年10月29日 10時31分21秒 | 精神哲学 ~魂の筋力をつける朋塾~
子育ての経済学 ビジネススクールの講義でいちばん受けた話
ジョシュア・ガンズ
日経BP社

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こんにちは。

前に、ゲーム理論って言葉を書いたと思うんですけれどね。占いより確固たる的中率があるのが、ゲーム理論なんですよ。もっとも、私は、ゲーム理論を、ミクロ経済にあてはめる事で、実戦的な使い方を考えているんですね。交渉術とか、そう言うモノに長けているのに、何でだろうと思った。自分が相手の裏をかく事も良くあるし、実際、そういう事をして、相手の油断を狙う事が多いんですよね。

表向きに、霊能者と言う形でいるには、お客さんは、こう意味不明な事を言う人の方が多い。けれど、ゲーム理論実践家として、自分を考えると、誰も何も座っていれば、ピタリと当たるってぇのは、ありだと思うんですね。まぁ、もっとも、ゲーム理論なんて、自分が幼い頃は無い。結果的に自分がしてきた事が、ゲーム理論と全く同じだっただけでね。それにプラスして、家の中が見えるってのは、こりゃ、ピーピング気味ですいません。

ゲーム理論と言うのは、「ある特定の条件下において、利害が異なる複数の主体の間で生じる戦略的な相互関係」(引用)を導き出す数学の一種なんですが、この戦略的な相互関係ってのを、ご近所であったり、PTAであったり、家族にあてはめて、実践して使っているのが自分なんです。

人間は、誰もが、「こうでありたい」と願う事がある。それを叶える為に、戦略的になる事があるでしょう。仕組むとか企みってこういう事ですから。それを、子育てにあてはめて、戦略的に、長男のやる気を引き出させ、長男と駆け引きをして、次男のモチベーションを高めるとか、そういうのに使えるんですよ。

この本、実際、経済学の教授が、授業の合間に子育てにゲーム理論を用いて、戦略的にやってみたが、実際、トイレトレーニングは、アウトソーシングすべきだった(苦笑)とか、そういうコラムを書いていらっしゃる人がいてね。先日発売だったんですよ。主人は、私がゲーム理論が好きだから、真っ先に買ってきてくれてね。丸善で売ってます。先日のゲーム理論もほんと、自分が入院中なのに、えらい、かなりな暇つぶしになりましてね。

今回のには、戦略家である長女さんと、美学者氏である長男さんが、「チェス」で戦うとかありましてね。これ、随分、笑わせてもらいましたよ。我が家、戦略家である長男と、やっぱり、美学者氏である次男がいるんですね。UNOとかやりますでしょ、戦略家は、自分の持ち札を減らして、相手に増やさせる事を考えるんですけれどね、美学者氏は、相手に増やさせて、相手のターンを減らさせる事に、執着を燃やすんですよ。

結構、子育てって、馬鹿にする人多いですけれどね、戦略的に見たり、自分がこうして欲しい事を、戦略的に相手に打診して、勝ちを分捕るって事は、割と慣れれば簡単なんですよ。それ故、私は駆け引きに長じて、交渉能力がえらい高いですわ。長男の塾や次男の習いごとが、継続して入るだけではなく、もっともっとって言う中で、上手にもめ事なしに流れて行きますね。無論ですが、PTAも同じです。

PTAの中では、どうしても自分が思うように振り回したい人もいる。昨年度は、意味がわかっていなかったけれど、やりたいって言うんだから、好きにやってもらえばいい。その中で、備品が無くなろうと、そうなったら、管理責任を言追求するだけで、自分が小競り合いの中に入らない事の方が、相手も喜ぶし、自分も嬉しい。けれど、こういう事を、誰それに説得して欲しいってなるじゃないですか。自分が納得済みでの他人への説得は、上手っすよ(笑)。

そう言う事で、ゲーム理論と言うまず、概略を述べて入るんですが、戦略的って言葉は、恋愛でもうまくいく訳で、無論、姻戚付き合いでもうまくいく訳。戦略的に考えれば、自分に損だったら、無理に押す必要もないし。

ただ、これを実践できるようになるには、その場への執着や、名声や、賞讃なんかにこだわっていたら、戦略的にはなれない。最後に勝つのは誰かって事もない。何を、どういう風にして争って、その中で、如何に自分が、抜け出すかって事を考えるんだとしたら、つまらないエゴなんかでは、ゲーム理論は使えない。これ、数学の世界だから、「感情」が入ってたら、出来ない。

けれど、この本、経済学の教授だけれど、ともすれば感情的になりがちな親の立場で、子育てをほんと、ゲーム理論で苦心惨憺している。子供のモチベーションを引きだしてみたりして、かなり面白い。インセンティブの与え方に、一喜一憂している所も、面白い。ひつまぶし、いえ、暇つぶしに最適な、もっともウケル本だと思います。





ちなみに、我が家の美学者氏、UNOでは、相手の持ち札を増やし、相手のターンを減らす事だけではなく、やけに色にこだわる。場の色を、何度も何度も青に変え続ける事も時々ある。これぞ、美学か。
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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
囚人のジレンマ (aqua)
2010-10-29 16:59:14
囚人のジレンマ・・フォン・ノイマンとゲームの理論

上記の本もおもしろいです。ノイマンは人間離れした天才だったらしいです。
現在のコンピューターの基礎を作った人でもあります。
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コメントありがとうございます ()
2010-10-29 21:02:16
aquaさま

フォン・ノイマン氏は、神様みたいなひとですよね。その優れた数学の奇跡が、現在の、「思いを現実へと変える」手伝いをしている。そういう意味で、素晴らしい人でしたね。囚人のジレンマ、存じておりますわ。

いやぁ、ゲーム理論、マジで面白いですわ。

ありがとう
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