その場所はFBMのメインステージの横、
ブースの「一等地」とも言える場所にありました。
「陶山拓氏」のメモリアルブースが…
「自動車雑誌」を最近殆ど買わないので知りませんでした、。
今年の8月に亡くなっていたなんて…
未だ40歳そこそこ、「ワタクシ達世代」の方です。
陶山氏は自分自身が自動車趣味に入っていった80年代後半から90年代にかけて「NAVI」の若手編集員としてバリバリ活躍されていた方で、
その時代の「NAVI」を毎号欠かさず読んで、
自分自身の「自動車趣味」の方向性=フランス車やグランドツーリングを好む指向を確立するに当たって、
多大な影響を与えてくれたことには間違いありません。
パネルにして掲げてあった「CX、XM,エグザンティア」の四国四万十へのグランドツーリングの記事や、
中途半端でご免なさい。ブース内のパネル。
これは現「ENGINE」の副編集長今尾直樹氏の記事かも知れませんが、
青森大間までの「911、XM、205、ビート」でのグランドツーリング(車種は違うかも?ご免なさい)など、
正に「グランドツーリングのバイブル」として成人期における今の自分自身の車選びのスタンスを創り上げて貰った当時の「NAVI」だったのです。
今はその頃の「NAVI」は実家に置いてあるか捨ててしまったので残念ながら顧みることは少し難しいのですが、
陶山氏や森慶太氏、小沢コージ氏等の若かりし頃の記事、
時は「バブル期」自分より少し上の世代が書かれた記事に将来どういう車に乗ろうかと夢を馳せたものです。
あれから15~20年近く経ってしまいその間に「NAVI」「ENGINE」分裂騒動に嫌気が差し、
…今どちらを読んでもとても面白いのですがどちらの記事を書かれる編集者やライターさんも好きな方ばかりなので、
勝手なことをいわせて貰えば「統合して一冊にして欲しい」んですよね。
「NAVI」「ENGINE」の対立指向が一番読まなくなった理由なのかも…
また自分自身の車嗜好が「ほぼ」確立してしまったため自動車雑誌から自分を遠ざけてしまいました。
そんな中「陶山氏」の訃報を2ヶ月遅れで聞くと「ショック」です。
読まなくなったとはいえ自己形成に大いに影響を与えて下さった方なので…
改めてご冥福をお祈りしたいと思います。
氏は大の「フランス車党」だったので今頃天国で2CVを転がし思い切り「グランドツーリング」を愉しんでいることでしょう…