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南房総館山・なぎさの自然詩

南房総館山の自然や海での出来事を紹介しています。

アオスジアゲハとヒオウギガイ

2022-05-11 06:35:57 | 海岸での出来事


気温の上がり始めるこの時期になると海岸でアオスジアゲハを見かけるようになります。
昨日海岸にいたアオスジアゲハは湿った砂の上に止まり、海水を吸っているように見えました。この光景は何度か目にしていて、ミネラル補給をしているのかも知れないと思っています。


かなり一生懸命吸っていて、こんなに近づいても全然逃げません。アオスジアゲハを間近に見ることが出来、脚の色が青色をしていることに驚きました。



同じ磯にいたチュウシャクシギ、こちらはぎりぎりまで近づいて逃げられてしまいました。


砂浜には海藻に埋もれるようにしてウミスズメが打ち上げられていました。



最近なかなか拾えなかったハツユキダカラ、複数採取出来ました。
イタヤガイのお皿の上の小さな白い貝はハナガイなのですが、こちらも久しぶりです。



更に大きなヒオウギガイ!
こんなに大きなのは初めて見ました。長い間埋もれていたようで、殻の右上が黒く変色しています。


砂浜にいたコチドリ。
羽繕いの途中なので、モコモコのまん丸。



そして太陽に照らされたハマヒルガオ。



シャリンバイの花は中央が赤く変化してきて見納めです。
シャリンバイの咲く海岸林の小道を後にして家へと帰ります。



ハシボソガラスとビーチコーミング

2022-05-06 20:39:58 | 海岸での出来事

低木の集まる海岸林にシャリンバイの花が咲いていました。
そこを通り過ぎると、目の前には海が見えます。


今日の館山湾は曇天でしたが、沖ノ島には大型バスや人影が見えて、かなりの混雑ぶりでした。


砂丘の近くにいたハシボソガラスを観察していたら、海浜植物の中へ歩いていき、茂みに嘴を突っ込んで何かを捕まえて食べていました。



砂丘にいる時は頭の羽が膨らんでいましたが、植生の中へ入った時には元に戻っていました。カラスは嬉しい時やリラックスしている時に頭の羽が膨らむそうです。そんな風に感情表現するなんて思ってもみませんでした。
そしてこのハシボソガラスは私が見ていても全く逃げる気配を見せず、堂々と歩いていたので、とても人に馴れているようです。
海岸で見かけるカラスは漂着物を見ながら歩き、食べられる物を見つけたら啄みむ姿はビーチコーマーそのものです。
私がビーチコーミングしている時に、カラスと出くわすと、カラスも私もお互いに相手が何を見つけたのか探り合っているようなそんな感覚があります。


そしてハマヒルガオの花を見ていたら虫がいて、花を揺らしても全く動かず、これが本当の「頭隠して尻隠さず」なハナムグリでした。


今日の一番はピカピカのカモンダカラ。
シラタマガイ、コメツブウニ、イトカケの微小貝も拾えて大満足なビーチコーミングでした。


そして今日の夕景。


富士山と赤い空。
とても素敵な夕焼けでした。




立夏の館山湾

2022-05-05 17:46:14 | 海岸での出来事


今朝の館山湾の海上は霞み、上空にはハロが見られました。


そして海浜植物は次々と花を咲かせています。


ハマヒルガオは満開に近づいています。


黄色いハマニガナの花もあちこちに咲いています。


ハマボウフウはもう少しで花が咲きそうです。


そして砂浜にはビロードの様な海藻、ミルが打ち上げられていました。


貝殻を探していたら、こちらに気づき警戒中のコチドリの姿です。


磯では渡りの途中のキアシシギが片脚立ちをして休憩中。


しばらく観察していたら採餌し始めました。後ろ姿がとてもキュート。
春から夏にかけて見られるシギ類ですが、一年通して見られる留鳥のハマシギもいます。そういえば最近海岸でその姿を見かけていないので、繁殖期になり行動範囲に変化があったのかもしれません。
コチドリとイソシギは今の時期が繁殖期です。コチドリの卵やヒナは何度か確認しているのですが、イソシギの巣やヒナを見たことがありません。
館山湾でその姿はよく目にするのですが、どんな場所に巣作りし、ヒナはどんな姿なのか興味深いです。
イソシギの繁殖活動を観察できるように、しばらく注目してみようと思います。






ビーチコーミングで見る海岸の移り変わり

2022-04-03 18:55:57 | 海岸での出来事


私がいつもビーチコーミングしている館山湾を高台から臨む風景です。
穏やかな館山湾は別名鏡ヶ浦とも呼ばれていて、停泊する船の姿を見ながら海岸を歩いています。


北は大房岬から南は洲崎までが館山湾と呼ばれているようです。
そして三浦半島、伊豆大島や海に浮かぶような富士山が見られるのは房総半島でも館山湾ならではだと思っています。
そんな館山湾でのビーチコーミングは私のライフワークの一つでもあり、海岸でのアクティビティの一つだと思いますが、その他のアクティビティの中では釣りが馴染み深く、砂浜で出会う頻度もとても高いです。
なのでここ数年の釣りブームを間近に見てきて、その流れの中で釣り人が漁港から立ち入り禁止になることが起こっていました。


こちらの堤防のある漁港は2019年6月から構内が駐車禁止となりましたが、2018年頃、多い時には30人ほどの釣り人がいたこともあります。現在では堤防も立ち入り禁止ですが、今でも数人の釣り人が堤防に上がっている姿を見かけます。
この写真を撮った日には釣り人はおらず、ウが堤防の上で休憩中でした。
釣りブームで釣り人やカヤックフィッシングを見かける事が増えましたが、一番驚いたのがSUPで釣りをするのを見たときで、SUPの上にクーラーボックスを積んで砂浜から出艇するのを見たときにはそれらの釣り道具一式が海へ落ちないのか心配になりました。そしてそれに乗っている釣り人はそれで安全なのか気になります。


こちらは映えスポットとは別の桟橋ですが、一躍有名なった桟橋の方は土日ともなると多くの人達が桟橋の上で写真を撮ったりしているそうです。
そんなに沢山の人が乗ったら木製桟橋がその重さに耐えられるのかちょっと心配になりますが、その昔汽船が発着していた頃よりは少なそうなので大丈夫なのでしょう。
ちょっと前までは桟橋だけ見て帰る人がほとんどでしたが、最近は貝殻などを拾う人が随分と増えてきて、ビーチコーミングのブームがまたやって来た感じがします。


ビーチコーミングという言葉が一般的になったと感じるようになったのは、全くビーチコーミングをしない私の父がこの言葉を使うようになったことです。
そしてこのオレンジ色のイタヤガイは、そのブームを象徴するかのように砂浜からすっかり消えてしまいました。



海岸での楽しみ方は様々ですが、一日の終わりに夕日を眺めるのもその一つです。
こちらは11月の夕景ですが、館山湾の中央近くの海岸では洲崎へと太陽が沈んでいます。



そして6月に見た夕景は海へと太陽が沈んでいました。
館山湾では何月頃から夕日が海へ沈むのかを調べてみました。
すると今日あたりから夕日が海へと沈むそうなので、海岸へ出掛けたいところですが、あいにく怪我の治療中で外出できないので残念です。早く治してビーチコーミングを再開したいと思っています。








ビーチコーミングとバードウォッチング

2022-02-24 21:21:28 | 海岸での出来事

今日の南房総の海。


暖かな陽射しの中で翼を広げていたウミウ。



羽づくろいしていたウミウたち。



青空に舞うノスリの姿。


磯にいたツグミ。


そしてイソヒヨドリ。


カワラヒワは何か種のようなものを咥えて歩いていました。


ビーチコーミングして見つけた貝殻は、シラタマガイ、サラサバイ、イトカケの仲間、タマガイの仲間、ヒオウギ。

海岸はビーチコーミングやバードウォッチング、ウォーキングも出来るので、私にとって体と心の健康を保つのに最適な環境が揃っている感じです。